バンカーから出ない、出たらホームラン
ガードバンカーで脱出できず、2打、3打のミスが続けて起こる。バンカーから出たと思ったらグリーンオーバーのホームランで、大叩き!
中井プロの解決法 バンカー=SWと考えずに、アゴの高さやライ次第でPWや9番アイアンという選択肢も用意しておく。SWだから振り幅が大きくなりミスの度合いも大きくなるわけで、振り幅を抑えることも得策のひとつ。
調子がいいときにOBを連発
いきなりOBが出たと思ったら、そこから2、3回OBが続いて、大叩き!
中井プロの解決法 飛ばすこと自体は悪くない。しかし、どのホール、どのライや状況でも常に飛ばそうとするのではなく、飛ばしてもいいホールや状況を見極める。
みんなに見られて緊張する
朝や詰まったホールのティショットなど、みんなに見られるときにミスを連発し、大叩き!
中居プロの解決法 ミスしたらどうしよう、考えると力が入り、雑念ばかりになるので、これだけは守るという『課題は一つ』に絞ってやりきること。
狙って外し、返しも外し、気づけば4パット
グリーン上に多いケース。タッチが合わなくて、3パットや4パットが続いて、大叩き!
中井プロの解決法 普段から短いパットでOKをもらう習慣をやめる。自分がOKを出す習慣を改める必要もあります。
アプローチで行ったり来たり
しっかり乗せてパーを取りたいところなのに、アプローチショットになると行ったりきたり。ザックリも入って大叩き!
中井プロの解決法 転がせる場所はできるだけ転がしを使う。上げる一辺倒ではなく、ボールのライとピン位置からクラブを選択する。外からパターを増やすのがおススメ。
ザックリが続けて出るミスがある
次はザックリしたくないと、焦れば焦るほどザックリのミスが連発して、大叩き!
中井プロの解決法 一呼吸おいて落ち着かせること。ダフリが一回出ると次はトップという悪循環になりがち。ダフリが出たらそのままプレーせず、一呼吸置くことが大事です。
負の連鎖は3パットから・・・
「プロゴルファーであっても、流れが悪くなるパターンがあるんです」と中井プロ。
「プロでもミスの連鎖はあります。ミスをある程度想定していても、想定外の状況になることで集中力が切れてしまう。その原因になります」
今年の日本プロの3日目、宮里優作はトップに立ちながら、カートパスで跳ねての予期せぬOBを放ち、結果、5オン3パットのダブルパー。
1打でゲームの流れは変わってしまった。
大叩きパターンにつながる、OB、バンカー、アプローチのよくあるケース。それぞれ解決策はあるが、「もっとも要注意なのは、3パットと4パットなんです」
「OBの1発より3パットはゲームの流れを変えてしまいます」
「ひとホールの大叩きはもちろんですが、調子がいい流れできて3パットした次のホールで、大叩きなんてことがあります」
「ひと息ついたり、別のことを考えたり、間を置くことが必要です。アプローチに効くひと呼吸は、ショットのリズムやゲームの流れをよくすることもあります。くれぐれも3パットには注意してください」
月刊GD2018年7月号より