アカデミー専用!一瞬たりとも気が抜けない激難18ホールを発見

コバルトブルーの大浦湾を望むアカデミー専用コース。アカデミーの生徒はいつでも無料

4番ホール。打ち上げのパー3はグリーン手前に、スコットランドのリンクスのような深いバンカー群が。グリーンは奥から手前へ急傾斜。届いても転がり落ちることも多いのだとか。
那覇市街から車で1時間強。丘へと続く坂道には看板も案内も何もない。知らなければ通り過ぎてしまうであろう坂を上ると白いクラブハウスが現れる。
もともとは2003年に開業予定だったゴルフ場とリゾート跡地を利用して「エナジックゴルフアカデミー」が開校したのが2012年。これほどの規模の練習環境を備えたアカデミーは聞いたことがない。

9番ホール(324ヤード・パー4)のティグランドから。キャリーで200ヤード飛ばさないと届かない崖越え。やや打ち上げで距離もしっかりある

9番ホールのフェアウェイからティグランドを振り返る。打ちすぎても突き抜けてしまい、海からは重い風が吹き付けてくる

グリーン手前には大きな池。ティショットも、セカンドも、正確なショットが求められる

5番ホール(515Y・P5)打ち上げのパー5はヤーデージより距離がある。フェアウェイからグリーン面が見えず距離感がつかみにくい。グリーン手前の大きな池がマネジメントを難しくする

18番ホール(422Y・P4)大きく右にドッグレッグする打ち下ろし。まだ飛距離の出ない小さなジュニアは2打目を確実にクリーク手前にレイアップ
エナジック瀬嵩カントリークラブ(18H・6361Y・P73)
基本的にはアカデミーの生徒とエナジックグループの会員のみプレー可能。春先には沖縄で合宿中だった上田桃子やイ・ボミ、原江里菜などもプレーした
アプローチ、バンカー、芝から打てるレンジ…うらやましすぎる練習環境

そこには、子どもたちが思いっきりゴルフができる環境があった
「沖縄はゴルフの『ジュニア大国』と言われていますが、他県と比べて練習環境が恵まれているわけではありません。そんな地元の子どもたちに思う存分ゴルフができる環境を提供したかった」と語るのは嘉数森勇校長。
「とくに変わった練習をしているわけではありませんが、基礎体力作りは重視しています。なかなか子どもたちはやりたがりませんが、上のレベルを目指すうえで将来必ず必要となります。そして、様々な状況を想定した練習。風の強いときや雨のときにあえてコースをラウンドさせたりします」。

毎日練習前に3kmのランニング。資質があっても体が足りないせいで開花しないことも多い。だから基礎トレーニングを重視しているそう

筋力アップだけでなく、ケガ防止のために専門のトレーナーを招聘して指導

練習前には、年齢に関係なく小学校低学年から研修生まで、生徒全員で広いレンジのボール拾い

パッティンググリーンや練習用バンカーも完備。毎日350球以上の打ち込みに加え、ショートゲームの練習も徹底的に行う

エナジックゴルフアカデミー
現在35名の生徒が在籍。嘉数校長、4人のコーチ、トレーナーで指導している。多くが学生のため、学校の行事や授業を優先。世界で通用するようにアカデミーで英会話の授業も行い、現在2名がアメリカでプロを目指して奮闘中。

この中から世界で活躍する選手が生まれる!
Photo/Kengo Tarumi
週刊GD2018年7月17日号より