数多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員と、試打のスペシャリスト・堀越良和が、最新クラブを打って、測って大研究。今回はテーラーメイドのM4ドライバーです!

どこに当たっても真っすぐ飛ぶ

クルマに例えるなら、同シリーズの「M3」は自在に球筋を描いていけるマニュアル車。一方、この「M4」は直進性が高いオートマチック車。そんな印象を強く持ちました。

いい意味で、ボールを曲げようとしても曲げられない。表現するなら、“ストレートボール製造機”です。(堀越)

画像: どこに当たっても真っすぐ飛ぶ

高め、かつややトウ寄りの重心位置でフェードが打ちやすい

普通ならチーピンになりそうなぐらい、打点をトウ寄りに外しても、深刻な左へのミスにはなりません。スウィートエリアの広さと、最大の特徴である“ツイストフェース”の効果の高さを実感しました。

飛距離性能は「M3」同様、文句のつけようがありません。球もしっかり上がってくれるので、低スピンの中高弾道で、効率よく飛距離を稼げます。(堀越)

標準装備の「フブキTM5シャフト」はやや軟らかめで、SRに近いSという感じ。先端が適度に走ってくれて、挙動も素直なので、どんなタイプのスウィングの人でも、タイミングが取りやすいでしょう。

ストレスなしにドライバーショットを打っていきたい人や、左へのミスを避けたいタイプのゴルファーにはピッタリ。安心して思いきり振り抜けます。(松尾)

安定したフェード系弾道で飛ばしたいゴルファーに

M3よりもネック軸回りの慣性モーメントが大きいので基本的にヘッドの返りが遅く、スウィートスポットがトウ寄り、かつ高めに設定されているので、適度なスピンが得られます。左にいかせたくない人にオススメです。(松尾)

画像: 安定したフェード系弾道で飛ばしたいゴルファーに

総合評価

飛距離性能 4.5/つかまり 3/上がりやすさ 4.5/ミス許容 4/操作性3
※5点満点

投影面積が大きく、安心して構えられる

【スペック】
ヘッド体積/460cc ロフト角/9.5度、10.5度 ライ角/58.0度
長さ/45.75㌅(FUBUKI TM5)
シャフト/FUBUKI TM5(S、SR、R)
     TourAD IZ-6(S)
     Speeder 661 EVOLUTION IV(S)
総重量/約299g(FUBUKI TM5)
価格(税込)/7万200円(FUBUKI TM5)※スペックはメーカー公表値

解説:クラブ設計家 松尾好員
解説:プロゴルファー堀越良和

週刊GD2018年7月24日号より

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