ゴルフダイジェストの公式通販サイト『ゴルフポケット』で発売中のスウィング10。大阪府茨木市でゴルフ工房「ヤードスティック」を主宰し、週刊GD誌のギア解説でもお馴染みのクラブ設計家・山代谷哲男氏が考案した練習器具だ。山代谷氏は「自宅室内でスウィングチェックできるように開発した」というが、ただやみくもに振っても意味がなさそう。果たして、どのように使うと効果が上がるのか? アイデア練習マンの今野一哉プロがスウィング10を体験検証してみた。
画像: SWING10(スウィング10)重量:400グラム 長さ:22インチ 価格:1万7280円(税込)

SWING10(スウィング10)重量:400グラム 長さ:22インチ 価格:1万7280円(税込)

画像: 【解説】今野一哉プロ 千葉出身。ツアー挑戦後、アマチュアレッスンに専念。ギアにも精通。ボウタイスタイルがトレードマーク。36歳

【解説】今野一哉プロ
千葉出身。ツアー挑戦後、アマチュアレッスンに専念。ギアにも精通。ボウタイスタイルがトレードマーク。36歳

長さはドライバーの約半分22インチ。先端はヘッド形状ではなく、かなり大きな金づち形状。素材はシリコン状で鮮やかなオレンジとブルーのストライプ配色。最初は半信半疑でスウィング10を振り出した今野プロだったが……。

今野 見た目ではどのような効果があるのかわからない『SWING10』。しかし、さすがクラブ設計家の山代谷さんが考案しただけのことはあります。ただ振るだけの練習器具でありませんでした。順を追って、気づいた点を説明していきましょう。

【気づき①】実際のクラブと同じオフセット設計

画像: これは右打ち用タイプ。「わずかなハンドファーストに構えやすいように設計されています」

これは右打ち用タイプ。「わずかなハンドファーストに構えやすいように設計されています」

今野 一見すると、左右対称に見えますが、構えるとオフセットが付いていて、わずかなハンドファーストに正しく構えられるように作られています。しかも、実際のクラブと同じような重心距離と重心深度の設定になっていますね。だから、構えたときに違和感がなく、振ると本物のクラブと変わらない感覚です。

重心設定が絶妙で、目を閉じて振ると普通のクラブと変わらない感覚

画像: 重心設定が絶妙で、目を閉じて振ると普通のクラブと変わらない感覚

【気づき②】フェースターンができているか目視しやすい

今野 ハーフスウィングのイメージで振ってみると、ヘッド部分が開いて閉じるフェースローテーションの動きと、そこにつながるテークバックのフェース面の管理がよく分かります。

今野 ハーフスウィングのトップ(右腰の高さ)とフォロー(左腰の高さ)で、ヘッド部分のストライプ柄が地面や床と平行になっていれば正しいフェースの動きができている証拠。大きくて見やすいストライプなので簡単に分かりますね。短い素振り用クラブよりも、明らかに目に飛び込んできます。

ハーフスウィングのトップでチェック「ストライプが水平に見えればOK」

画像: 「このポジションで確認します」

「このポジションで確認します」

画像: 手が右腰の高さの時、ブルーとオレンジのストライプが水平になっていればOK

手が右腰の高さの時、ブルーとオレンジのストライプが水平になっていればOK

画像: 引っかけやフックの人に多い。クラブで言うとシャットフェースが強すぎる状態

引っかけやフックの人に多い。クラブで言うとシャットフェースが強すぎる状態

画像: スライスする人に多いテークバック。ストライプが縦に見える

スライスする人に多いテークバック。ストライプが縦に見える

フォロースルーでもチェック「ストライプが水平になっているか?」

画像: フォロースルー(手元が左腰の高さ)でチェック

フォロースルー(手元が左腰の高さ)でチェック

画像: 「自分からはこう見えます」

「自分からはこう見えます」

画像: 「こう見えたら、実際のクラブではフェースが開いて当たっています」

「こう見えたら、実際のクラブではフェースが開いて当たっています」

画像: 「フェースをターンさせずに、こうなっている人多いんですよ」。体が力んでヘッドが振れていない状態

「フェースをターンさせずに、こうなっている人多いんですよ」。体が力んでヘッドが振れていない状態

【気づき③】ロフト通りに飛ぶハンドファーストのインパクトと、手だけが先行した偽物ハンドファーストの違いがわかる

今野 ドライバーもアイアンも、ロフト通りの飛距離を出すには、わずかなハンドファーストでインパクトするのが正しい動き。そのインパクトイメージを把握する上でも、「スウィング10」のストライプ効果がサポートしてくれます。SWING10をゆっくり振って、インパクト付近で「ストライプがどう見えるか」、確認してみましょう。

画像: 「ストライプが視界のなかで両目のラインと平行になれば正しいハンドファーストインパクトです」

「ストライプが視界のなかで両目のラインと平行になれば正しいハンドファーストインパクトです」

画像: 「手だけで打ちにいったハンドファーストはストライプが斜めになる。スライスになり、飛びません」

「手だけで打ちにいったハンドファーストはストライプが斜めになる。スライスになり、飛びません」

今野 インパクトで✖例のように見えた人は、ハーフスウィングでトップとフォローをチェック(気づきポイント②)しながら体の動きを整えていくと、いいインパクトに近づきますよ。

3つのポイントを確認しながら‟ゆっくり素振り”しよう

今野 3つの気づきポイントを意識しながら、ゆっくり素振りをしてみましょう。「SWING10」は長さが短いので、ゆっくり振るのにも最適です。短いから部屋で使えることに加え‟ゆっくり素振り”がしやすい点も、気づきポイントですね。スウィング作りの素振りは、速く振るよりもゆっくり行ったほうが効果が高いからです。

今野 最後に、ひと言。先端部分が金属ではなく、緩衝材のような素材でできています。部屋で誤って壁などを擦ってしまってもキズになりにくい。設計家・山代谷さんの気配りが伝わってきました。フェースの向きやフェースローテションが目視できる「SWING10」。使うほどにショットが良くなること間違いなしです!

画像: 3つのポイントを確認しながら‟ゆっくり素振り”しよう

PHOTO/Hiroaki Arihara、THANKS/東名カントリークラブ

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