2018年の賞金王・今平周吾は、平均ストローク(69.92)、平均バーディ数(4.13)とスタッツでも1位に輝いた。1年間、安定したプレーを支えたクラブセッティングを覗いた。
画像: いまひらしゅうご/1992年生まれ埼玉県出身。今季は10月のブリヂストンオープンで優勝のほか、出場25試合中、13試合でトップ10入りと抜群の安定感を発揮し、初の賞金王も獲得した

いまひらしゅうご/1992年生まれ埼玉県出身。今季は10月のブリヂストンオープンで優勝のほか、出場25試合中、13試合でトップ10入りと抜群の安定感を発揮し、初の賞金王も獲得した

スコアを支えた「二刀流のSW」と「Sシャフトに替えたRMXドライバー」

今季、わずかに施したクラブセッティングの変更が好成績へとつながったと今平。

「シーズン途中、ドライバーのつかまりが少し悪く感じ出したのです。そこで、シャフトを『X』から『S』に替えて、シャフトのしなりを生かすようにしました。すると、つかまりがよくなり、無理に振らなくても距離が出るようになりました。球のばらつきもなくなり、その後の結果に、大きく結びつきました」

画像: 「一番の武器になったのはドライバーです。とにかく曲がらず、安定していました。構えたときにフェース面がストレートに見える顔も気に入っています」

「一番の武器になったのはドライバーです。とにかく曲がらず、安定していました。構えたときにフェース面がストレートに見える顔も気に入っています」

昨年31位だったフェアウェイキープ率は、58・91で25位にアップした。

「夏までのセッティングでは、3Wと5Wの飛距離の差があまりなかったので、3Wを抜きました。代わりに、60度のSWをもう一本入れて、2本にしました。まったく同じものですが、スコアラインの削り具合によって、古いほうは『転がし用』、新しいのは『スピンで止める用』と、使い分けるようにしたのです。新しいSWはフルショットをしたときに、思ったよりもスピンがかかりすぎてしまうので、ピンを正確に狙いたいときは、距離の計算が立ちやすい古いSWを使いました」

画像: 今季途中からまったく同じ60度のウェッジを2本入れ、用途に応じ使い分けた

今季途中からまったく同じ60度のウェッジを2本入れ、用途に応じ使い分けた

画像: 新たに追加したほうのSW。スピンを効かせたいときに使う

新たに追加したほうのSW。スピンを効かせたいときに使う

今季の活躍の裏には、ドライバーの安定感アップと、状況に応じて使い分けた2本の60度の存在があった。

スプーンと変わらない飛距離が出る5W「GBBエピック スター」

画像: もともと「5Wは球が吹き上がらないクラブ」を理想に、エピック GBBを使っていたが、3Wと変わらない飛距離が出るようになって、FWはこれ1本に絞った

もともと「5Wは球が吹き上がらないクラブ」を理想に、エピック GBBを使っていたが、3Wと変わらない飛距離が出るようになって、FWはこれ1本に絞った

7年間愛用の手放せない1本「タイトリスト910H」

画像: 「UTは7年使っています。ヘッドはやや大きめですが、そこに安心感があって振りやすい。ラインを出すショ ットも打ちやすいですね」

「UTは7年使っています。ヘッドはやや大きめですが、そこに安心感があって振りやすい。ラインを出すショ
ットも打ちやすいですね」

アイアンは柔らかい打感がお気に入り

画像: 「アイアンは構えたときのスクェア感と、軟鉄の柔らかさが気に入っています。イメージ通りの球が打てます」

「アイアンは構えたときのスクェア感と、軟鉄の柔らかさが気に入っています。イメージ通りの球が打てます」

シーズン後半から下を厚くしたセッティングに

画像: シーズン後半から下を厚くしたセッティングに

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

週刊GD12月25日号より

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