飛ばせるからだへ"体幹"を鍛えよう
正しい呼吸(前回のレッスン)でインナーマッスルが発火しやすい体になったら、今度はそのインナーマッスルを鍛えて強くしていきましょう。
体幹は文字通り体の"幹"。ここが不安定だと、下半身の力が伝わらない、手や足を正しく動かせない、インパクトで力が伝わらないなど、パフォーマンスに大きく影響します。
いくら技術を学んでも実践することが難しくなってしまうんですね。
体幹を鍛えるというと腹筋運動を連想する方も多いでしょうが、腹筋運動が刺激するのは体の外側の筋肉。一方で「スタビライゼーション(エクササイズ1、2)」は内外両方の筋肉を刺激し、腰椎を安定させます。明らかに効果的です。
まずは、これがしっかりできるようになりましょう。
"飛ばせるボディ"エクササイズ① 体幹トレーニング「うつ伏せ」
体幹トレーングの基本となるのがこの「スタビライゼーション」
A. 肩の真下にひじをつき、つま先と体を支える
B. 首から背中、お尻までが一直線になるように姿勢キープ
15~30秒×3セット
"飛ばせるボディ"エクササイズ② 体幹トレーニング(横向き)
A. 横向きで肩の下にひじをつき、曲げた下側のひざと体を支える
B. 頭から体の中心線が一直線になるように真っすぐの状態をキープ
15~30秒×3セット
"飛ばせるボディ"エクササイズ③ 腹筋ひねり
ボールや重りを使うと、より効果的
A. 2~4キロのダンベルを肩から真っすぐの位置に上げる
B. 反対の手は床を押すように
C. ひざにボールを挟み、骨盤の上に来るように上げる
D. 腰が反らないようにしつつ、ひざを地面につけないよう横に倒す
ダンベルの持ち手を変えて、左右行います。旅先などではウェイトをペットボトル、ボールをクッションなどに替えてもいい
10回×3セット
"飛ばせるボディ"エクササイズ④ 体幹バランストレーニング
台に座り、ひざにボールを挟んだら、背中を真っすぐにしてバランスを取って足を上げます。
A. 背中を真っすぐにキープしつつ、バランスを取りながらお尻のほっぺがなるべく遠くまでつくようにお尻を左右に揺らす
B. 内ももでボールを締めながらやると効果が高い
6回×3セット
"飛ばせるボディ"エクササイズ⑤ 体幹トレーニング(重いボール振り)
A. アドレスの足幅と前傾姿勢を取り、2キロ程度の重りを腕を伸ばして持つ
B. そこから重りを上下にスピーディに動かす
C. 同じ構えから次は肩口から対角線のひざに向かってスピーディに
旅先では重りの替わりにペットボトルなどを使ってください
10~20秒×3セット
ウェア協力/adidas アディダスグループお客様窓口0570-033-033
月刊GD2019年2月号より
※ゴルフボディのコンディショニングは1日1回配信の全5回。次回は1月13日の予定です。