
きくちえりか/1988年生まれ北海道出身。2018年の賞金ランキングは7位。2位と3位が計6回。、勝利にはあと一歩及ばなかったが、誰も認める実力者。2019年は初の年間複数勝利を目標に、2年ぶり優勝を目指す
ウェッジはロフトにこだわる「48、51、57度」
彼女が「わたしの生命線」と語る3本のボーケイのウェッジ。
「今の3本体制は2017年から。グリーン周りはこの3本を使い分けます。転がすときは48度、上げたいときは57度など、打ち方を変えずに球質を変えます」

「私の生命線」と話すウェッジはボーケイSM6の2本とTVD。58を57度、52を51度とロフトをカスタム

打ち方は変えずロフトで球質を変える
「私はドライバーの飛距離で勝負するタイプではなく、100ヤード以内の精度が身上。この3本はプレッシャーのかかる場面でも自信を持っています」
アイアンはウェッジ同様、操作性重視「VG3フォージド」

1Wはカーボン複合の高初速モデル「VG3」
ウッドは「自然に球が上がるのが理想」と楽に振って飛距離が出ると気に入っている。

叩かなくても距離が出せるのが〇「飛距離が出るクラブなので、楽に球を運ぶ感覚で打てます」

「フェースが真っすぐに見えるのがいい」とチョイス
「ドライバーのVG3は叩くというよりも、運ぶような感覚で振っています。しっかり距離が出せるので安心して握れます。3W、5Wのローグスターも同じで、球が上がりやすくて吹き上がりにくい。強い弾道が出てくれるところが気に入っています」
18年は2位と3位が3度ずつと“悔しさ”も数多く味わった。いつ優勝してもおかしくない実力者は「そのあと1歩を埋めるために、ショットの精度をさらに高めて臨みたい」とギアを選ぶ。
キャリア初となる年間複数試合勝利が、2019年の目標のひとつだ。
200Y先のグリーンを狙う「ローグスター5Wと3W」

FWは200ヤード前後を狙うクラブ。「ランが出やすいので、止めたいときは少しスピンを入れていきます」
UTはコースでFWと入れ替え「21度のH1と23度のVG3」

UTは「アイアンと同じように構えられて振り抜ける」というタイトリスト「816 H1」と「VG3」。コースの状況に応じて、FWと使い分ける

1W、FW、UTともシャフトは「スピーダー569 エボⅡ」
51度、57度とウェッジ2本のロフトを微調整

PHOTO/Masaaki Nishimoto
週刊GD2019年3月5日号より
