右から左へうまく体重移動ができません。左へ体重移動するときも左足かかとに乗るような感じでいいのでしょうか(54歳 HC25)

【指導】田村尚之プロ
トップアマから49歳でプロ転向した異色のゴルファー。倉本昌弘から背中を押されてプロになったのは2013年。50歳を迎えてからはシニアツアーを主戦場として活躍中

そもそも体重移動が必要かどうかですが、私は最近のクラブでは体重移動は基本的に必要ないと考えています。というのは、ひと昔前とは、とくにドライバーはまったくスペックや機能が違うクラブになっているからです。

昔は重いクラブを上から重力を使って振り下ろし、その位置エネルギーで飛ばしていました。重いものを動かすのに、体重移動が必要だったのです。幸いヘッドは小さく、勝手にフェースが返ってくれました。

ただ最近のドライバーは、フェースは開閉しにくく、重量は軽く、シャフトは長くなったのです。だから、以前より横振りになりました。横振りになったということは、インパクト付近で体がよけい前側に引っ張られるようになったのです。

画像: 左に大きく体重移動するのではなく、かかと体重で、1軸で回るのが今のクラブにあったスウィングです

左に大きく体重移動するのではなく、かかと体重で、1軸で回るのが今のクラブにあったスウィングです

ですから私は、体が前に引っ張られないように"かかと体重"にして、その場で1軸で回転してヘッドスピードを上げる打ち方を推奨しているのです。

とくに昔からゴルフをされている方に、体重移動を全否定するつもりはありませんが、あまりボールを左足寄りには置かないほうがいいと思います。

体重移動というよりも、スウェイしやすいからです。とくに最近のクラブではスウェイしたら振り遅れて、ボールは右にしかいかないはずですから。

画像: いまどきのドライバーは、1軸スウィングで気持ちよく飛ばしましょう

いまどきのドライバーは、1軸スウィングで気持ちよく飛ばしましょう

田村尚之ゴルフQ&A

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