アイアンを打つのが厳しくなってきたので、ユーティリティを買おうかと思っています。田村プロはユーティリティにどんなことを求め、どんなクラブを選びますか?(27歳 HC25)
【解答/田村尚之プロ】
トップアマから49歳でプロ転向した異色のゴルファー。倉本昌弘から背中を押されてプロになったのは2013年。50歳を迎えてからはシニアツアーを主戦場として活躍中
私はロフトが20度のユーティリティをキャディバッグに入れています。またフェアウェイウッドは3Wと5Wを入れ、アイアンは4番からのセッティングでつねに同じです。
そのなかでユーティリティの役割は、205~210ヤードほどの距離をグリーンに乗せることです。私は、5Wからをグリーンに乗せるクラブと位置付けているので、その流れに沿い、また5Wと4番アイアンのほぼ中間の距離が打てるユーティリティにしているのです。
私はもともと球が上がりやすいタイプで、10年くらい前までは「3W、飛ぶUT、3番アイアン~」というセッティングでした。
その後、ボールの性能がよくなり吹き上がりにくくもなったので、ボールの落下角でグリーンに止められるように、5Wと「ボールが上がるUT」を入れるようにしました。
みなさんは年齢的なことと考えられがちのようですが、ボールが吹き上がりにくい性能に進化していることも頭に入れて、自分に合った打ち出し角や高さの出るUTを選ぶことをお勧めします。
もしそれでもボールが浮きにくい場合は、スピンタイプのボールを使うことも試してみてください。
田村尚之ゴルフQ&A