【回答/田村尚之プロ】
トップアマから49歳でプロ転向した異色のゴルファー。倉本昌弘から背中を押されてプロになったのは2013年。50歳を迎えてからはシニアツアーを主戦場として活躍中
その人の技量にもよりますが、基本的に届く距離のセカンドショットであれば、グリーンを狙っていいと思います。刻むのは面白くないでしょう!?(笑)
ちなみに私は、パー5では2打目をできるだけグリーンに近づけて、アプローチで寄せてバーディを取るという考え方で、高さよりも距離の出る3Wを使っています。
ただこれは、アプローチでロブショットが得意だから、ということでもあります。ロブショットが得意であれば、ピンが近かったり、バンカー越えのアプローチになっても苦にはならないですからね。
ただ、あなたの場合、質問に「2オン」という言葉が3回出てきているように「2オン」にこだわりすぎていませんか? ですからセカンドショットに相当なプレッシャーを感じるはずですし、それでミスショットが出たらショックが大きいから3打目以降がよけい上手くいかなくなるのでしょう。
パー5で2オンを狙いたければ、フェアウェイウッドの精度が高いに越したことはありませんが、それよりもアプローチの精度を高めるようにしたほうがよいかと思います。
そうすれば「どうしても乗せたい」というセカンドショットでのプレッシャーは減るはずですし、結局はそれがセカンドショットの精度を上げることにもつながるはずです。
ただし、セカンドショットのライはしっかり確認してくださいね。深いラフであったり、浅いラフでも逆目とか、また極端な左足下がりなどは要注意です。
チョロで3打目が同じくらい残るのは避けなければいけませんから、そこそこは確実に飛んでくれる番手のクラブを選択しましょう。
それで、ある程度アプローチに自信が出てきたら、プライベートラウンドでは2打目で届きそうな場合でも、50~100ヤードくらい残るように、すべて刻んでみることにトライしてみてください。
つらいでしょうが、とにかく全部刻んでみるのです。
何も感じなければまた元に戻せばいいし、もしかしたら「なんだゴルフはこういうことなのか!」って感じて、あなたのゴルフに幅が出るかもしれませんよ。
田村尚之ゴルフQ&A
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