世界トップランカー22人の最新クラブセッティングを徹底調査。今回はメジャーにめっぽう強いブルックス・ケプカをはじめ、ジョーダン・スピース、ジェイソン・デイなど8名の14本。

【解説/ノリー堀口】
海外のプロ、コーチ陣との交流が深く、最先端のスウィング&ギアに精通するプロコーチ。PGST所属

ブルックス・ケプカ
「いまやトレードマーク、ミズノJPX900ツアーアイアン」

画像1: ブルックス・ケプカ 「いまやトレードマーク、ミズノJPX900ツアーアイアン」

マスターズ出場:3回
ワールドランク:3位
平均飛距離:310.2Y(12位)
パーオン率:71.2%(31位)
平均スコア:70.1(26位)

画像2: ブルックス・ケプカ 「いまやトレードマーク、ミズノJPX900ツアーアイアン」

「フィジカルの強さがあればこそのクラシックなセットと言えます。自分好みのクラブを揃えていますね」(堀口)。M5ドライバー、ミズノのアイアンにしても、操作性のいいモデルをシャットフェース使いのスウィングでコントロールするのがケプカ流だ。

1WM5テーラーメイド10.5度ディアマナD+70TX
3WM2 TourHLテーラーメイド16.5度ディアマナD+80TX
3IVaporFly ProナイキフジクラPRO T X
4~PWJPX900 TourミズノDGツアーイシューX100
52度SM7 RawボーケイDGツアーイシューS400
56度SM7 RawボーケイDGツアーイシューS400
60度SM4 TVDボーケイDGツアーイシューS400
PTT10セレクト ニューポート2Sキャメロン
ボールプロV1xタイトリスト

【Iron】ナイキの3Iとミズノの組み合わせ

画像: セミグースの3I、4Iからはほぼストレートネック

セミグースの3I、4Iからはほぼストレートネック

セルヒオ・ガルシア
「1W、3W、5W、飛距離と操作性バツグンのエピックフラッシュ」

画像1: セルヒオ・ガルシア 「1W、3W、5W、飛距離と操作性バツグンのエピックフラッシュ」

マスターズ出場:20回(優勝1回)
ワールドランク:26位
平均飛距離:300.25Y(-位)
パーオン率:66.6%(-位)
平均スコア:68.9(-位)

画像2: セルヒオ・ガルシア 「1W、3W、5W、飛距離と操作性バツグンのエピックフラッシュ」

「1Wやアイアンのシャフトには、重さはあっても少し動くものをチョイスしています。しっかりタメを作ってもインパクトのタイミングが合うシャフトなのでしょう」(堀口)。3IからAPEXマッスルバック、ショートゲームは54、58度の2本だけ。かなりクラシックでショットメーカーらしい組み合わせだ。

1WエピックFLASHサブゼロキャロウェイ10.5度TENSEI CKブルー80TX
3W+エピックFLASHキャロウェイ13.5度
5WエピックFLASHキャロウェイ18度
3~PWAPEX MB18キャロウェイNSプロモーダス3 130X
54度マックダディ4キャロウェイ
58度マックダディ4キャロウェイ
PTトゥーロンATLANTAオデッセイ
ボールクロムソフトXキャロウェイ

【Iron】打痕が物語るミート率の高さ

画像: 【Iron】打痕が物語るミート率の高さ

ダウンブローに打ち込むので、アイアンの打痕がフェース真ん中高めに集まっている

ジェイソン・デイ
「ウッドはM5の2本だけ。2Iから並べるアイアンマン」

画像1: ジェイソン・デイ 「ウッドはM5の2本だけ。2Iから並べるアイアンマン」

マスターズ出場:8回
ワールドランク:12位
平均飛距離:298.8Y(56位)
パーオン率:71.9%(21位)
平均スコア:70.0(23位)

画像2: ジェイソン・デイ 「ウッドはM5の2本だけ。2Iから並べるアイアンマン」

「ウッドとアイアンのヘッドは少しやさしいモデルに。でも動きが少ないシャフトを入れて安定感を出しています」(堀口)

1WM6テーラーメイド10.5度ACCRA TZP 265M5プロト
3WM6テーラーメイド15度KUROKAGE TiNi80TX
2IP790テーラーメイドDG X7
3~PWP760テーラーメイド
50度Hi-Toeテーラーメイド
54度Hi-Toeテーラーメイド
60度Hi-Toeテーラーメイド
PTスパイダーTourREDテーラーメイド
ボールTP5xテーラーメイド

【Iron】3I~PWはテーラーメイドの「P760」

画像: 【Iron】3I~PWはテーラーメイドの「P760」

P760はトウが立ったトラディショナルなフォルム。

【Wedge】フェース上部まで広く使えるハイトウ「50・54・60」度

画像: 【Wedge】フェース上部まで広く使えるハイトウ「50・54・60」度
画像: テーラーメイドの「Hi-Toe」を50・54・60度でセッティング

テーラーメイドの「Hi-Toe」を50・54・60度でセッティング

ジョン・ラーム
「超パワーヒッターはミスに強いやさしいクラブを選ぶ」

画像1: ジョン・ラーム 「超パワーヒッターはミスに強いやさしいクラブを選ぶ」

マスターズ出場:2回
ワールドランク:10位
平均飛距離:305Y(26位)
パーオン率:70.6%(47位)
平均スコア:70.1(24位)

画像2: ジョン・ラーム 「超パワーヒッターはミスに強いやさしいクラブを選ぶ」

「ウッドとウェッジは同じモデルを並べて、ロフトの流れもキレイに整っています。パワーヒッターでも5Wを入れているのは使い勝手の良さを考えてのことでしょう」(堀口)

1WM5テーラーメイド10.5度アルディラTourGreen75TX
3WM5テーラーメイド15度
5WM5テーラーメイド19度
4~9IP750テーラーメイドプロジェクトX6.5
52度Hi-Toeテーラーメイド
56度Hi-Toeテーラーメイド
60度Hi-Toeテーラーメイド
PTスパイダーTourREDテーラーメイド
ボールTP5xテーラーメイド

【Driver】ウェート調整機構はノーマル設定

画像: 【Driver】ウェート調整機構はノーマル設定

フェース面を見ると、センター打点で効率よく飛ばしていることが分かる。

【Wedge】3本すべてテーラーメイドの「Hi-Toe」

画像: 【Wedge】3本すべてテーラーメイドの「Hi-Toe」

打痕を見ると、真ん中に当てて斜めに使い、溝に長く引っ掛けていることが分かる。

アダム・スコット
「オンプレーンスウィングの持ち主らしい、スクェアな顔の素直なクラブを選ぶ」

画像1: アダム・スコット 「オンプレーンスウィングの持ち主らしい、スクェアな顔の素直なクラブを選ぶ」

マスターズ出場:17回(優勝1回)
ワールドランク:32位
平均飛距離:299.7Y(53位)
パーオン率:66.6%(141位)
平均スコア:70.19(27位)

画像2: アダム・スコット 「オンプレーンスウィングの持ち主らしい、スクェアな顔の素直なクラブを選ぶ」

「長年愛用するスクェアな顔のタイトリスト680。ウェッジは4度ピッチで、オンプレーンスウィングにマッチするものを求めていることがわかります」(堀口)。やさしさよりも素直さやコントロール性を重視しているのがわかる。

1WTS3タイトリスト10.5度ツアーAD DI 8X
4WTS3タイトリスト16.5度
3I716T-MBタイトリストKBSツアーX
4~9I680タイトリスト
48度SM7タイトリストDGツアーイシューX100
52度SM7タイトリストDGツアーイシューX100
56度SM7タイトリストDGツアーイシューX100
60度SM7タイトリストDGツアーイシューX100
PTプロトタイプSキャメロン
ボールプロV1タイトリスト

【Iron】アイアンはクラシカルなタイトリスト「680」

画像: 【Iron】アイアンはクラシカルなタイトリスト「680」

トップラインの直線部分が長くてスウェアな顔つき

【Wedge】ボーケイSM7で多彩な技を発揮

画像: 【Wedge】ボーケイSM7で多彩な技を発揮

フェースがヤマ型にこすれていて、斜めの打痕もある。アプローチやバンカーは様々な打ち方をしているのが見て取れる。

ジョーダン・スピース
「TSでもなく917でもなく915。クラブ選びは頑固一徹」

画像1: ジョーダン・スピース 「TSでもなく917でもなく915。クラブ選びは頑固一徹」

マスターズ出場:5回(優勝1回)
ワールドランク:25位
平均飛距離:298.6Y(59位)
パーオン率:65.9%(161位)
平均スコア:71.2(110位)

画像2: ジョーダン・スピース 「TSでもなく917でもなく915。クラブ選びは頑固一徹」

「シンプルなワンピーススウィングで、打痕はど真ん中に揃っています。全体的にコントロールしやすいクラブを揃えています」(堀口)。PWを抜いて46度のボーケイSM7を入れるのはショートゲームを重視している証拠だ。

1W915D2タイトリスト9.5度ツアーAD IZ6X
3W915Fタイトリスト15度ツアーAD DI7X
UT818H2タイトリスト21度ツアーAD DI95X HY
4I718T-MBタイトリストプロジェクトX 6.5
5~9I718AP2タイトリスト
46度SM7タイトリスト
52度SM7タイトリスト
56度SM7タイトリスト
60度SM7タイトリスト
PTサークルT9Sキャメロン
ボールプロV1xタイトリスト

【Driver&Iron】芯を喰う技術の高さが分かるフェース面の打痕

画像1: 【Driver&Iron】芯を喰う技術の高さが分かるフェース面の打痕

見事にフェース面のセンターに付いた打痕。このモデルが手放せない理由が分かる。

画像2: 【Driver&Iron】芯を喰う技術の高さが分かるフェース面の打痕

見た目はシャープでもやさしいAP2。打点は見事に真ん中に集中。

フランチェスコ・モリナリ
「全英チャンプらしく高さよりもライン出し重視の14本」

画像1: フランチェスコ・モリナリ 「全英チャンプらしく高さよりもライン出し重視の14本」

マスターズ出場:7回
ワールドランク:7位
平均飛距離:291.3Y(117位)
パーオン率:61.8%(206位)
平均スコア:71.4(129位)

画像2: フランチェスコ・モリナリ 「全英チャンプらしく高さよりもライン出し重視の14本」

「ドライバーはロフトを立てて、アイアンはマッスルで、球の高さを抑えています。風を攻略するクラブセッティングですね」(堀口)

1WエピックFLASHサブゼロキャロウェイ9度TENSEI CKホワイト70TX
3WエピックFLASHサブゼロキャロウェイ15度TENSEI CKホワイト80TX
UTXフォージドUTキャロウェイ18度
UTAPEX Hybridキャロウェイ20度
4IAPEX PROキャロウェイ
5I~PWAPEX MBプロトキャロウェイDG X100
50度マックダディ4キャロウェイ
56度マックダディ4キャロウェイ
60度マックダディ4キャロウェイ
PTトゥーロン マディソンオデッセイ

※UTはどちらかを使用

【Driver】9度のロフトをネックの調整機能で立てて使用

画像: 【Driver】9度のロフトをネックの調整機能で立てて使用

9.0度のロフトから-2度に設定。高初速&低スピンのヘッドとしっかりしたシャフトで風に強い低い球を狙い打つ。

イアン・ポールター
「クラブの力をフルに生かすセッティング」

画像1: イアン・ポールター 「クラブの力をフルに生かすセッティング」

マスターズ出場:13回
ワールドランク:31位
平均飛距離:2916.2Y(76位)
パーオン率:72.4%(17位)
平均スコア:70.4(35位)

画像2: イアン・ポールター 「クラブの力をフルに生かすセッティング」

「ウッドのシャフトにはやや走るタイプを入れて飛距離を稼ぎ、アイアンはやさしめのAP2で精度を上げています。現代のコースにフィットさせセッティングですね」(堀口)

1WTS3タイトリスト9.5度TENSEI CKオレンジ60TX
3W917F2タイトリスト16.5度Matrix ozik TP7HDe 7X
UT816H2タイトリスト21度アルディナTourGreen AtX85H TX
4I716T-MBタイトリストプロジェクトX LZ130 7.0
5~PW718AP2タイトリスト
52度SM7タイトリストDGツアーイシューS400
56度SM7タイトリストDGツアーイシューS400
60度SM7タイトリストDGツアーイシューS400
PTホワイトホットXG#7オデッセイ
ボールプロV1xタイトリスト

【Iron】やさしさと操作性を兼ね備えたタイトリスト「718AP2」

画像3: イアン・ポールター 「クラブの力をフルに生かすセッティング」

フェースのど真ん中でとらえながら弾道を打ち分けている

月刊GD2019年5月号より

パート①・パート②はこちら↓

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