【回答/田村尚之プロ】
トップアマから49歳でプロ転向した異色のゴルファー。倉本昌弘から背中を押されてプロになったのは2013年。50歳を迎えてからはシニアツアーを主戦場として活躍中
今でも忘れない初めての日本アマ
私も初めて日本アマに出場した時のことはよく覚えています。1990年の桑名CCでの日本アマでしたが、初日1番ティで手が震えてティがなかなか差せなかったのです。なんとか差せたけど、ティが高かったのかドライバーショットがテンプラになって100ヤードくらいしか飛びませんでした。一生忘れられない思い出です。
コースメンバーになられて初めて月例に出場されるそうですが、間違いなく緊張されるはずです。おそらく普段ラウンドしたことのないメンバーさんと、いきなり組まされるでしょうし。この緊張感は避けては通れないので、受け入れるしかありません。
普段どおりやりなさい! なんて人は声をかけてくれますが、そういう人こそ普段どおりできなかったから、そういう風に声をかけてくれるのです。緊張するのは当たり前と思っていたほうがいいです。
ルールを確認しておくと、気分的にだいぶ違います
それで初めての試合前には、急に練習量を増やしたりとか、特別なことはしないほうがいいと思います。もしミスショットが出たら不安がどんどん大きくなって、試合前にパニックになりかねません。生活リズムだけでも普段どおりしておいたほうが良いでしょう。
もし初めての試合前に注意することをひとつだけ言えと言われたら、ルールをよく勉強しておいてください、ということでしょうか。試合では考えられないようなことや不思議なこともよく起こります。
ルールを知っておくのと知らないのとでは、気分的にだいぶ違うと思います。同伴競技者からルール上のことを指摘されたときに、ルールを知らないと舞い上がってしまったり、あるいはルールで認められている以上に不利な処置をしてしまったりする恐れもあります。
また、自分のボールかどうか打つ前には必ず確認してから打ってください。自分が一番飛ばないからと、いちばん手前のボールを確認もせずに打つということはやめましょう。
私は誤球をしたことはありませんが、同伴競技者が私と同じボールを使っていて、あるホールで宣言せずにボールの番号を私と同じ番号に変えて、誤球しそうになったことがあります。その場も、もしそのまま打っていたら、打った私がペナルティを取られてしまうところでした。
田村尚之ゴルフQ&A
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