連続写真をタテに並べるだけで見えるというスウィングの肝。前回は、正面からの連続写真で世界のトッププロのスウィングを解説しましたが(特集③)、今回は後方からスウィングを分析。参考になるポイントがぎっしりです。
お尻と頭のキワに2本の線を引いてみよう
黒宮 後方の連続写真をタテに並べると、飛ばせる体の動きがよく分かります。プロのアドレスのお尻に合わせて線を引くと、ダウンスウィングからフォローにかけて、線よりお尻がはみ出ています。お尻が後ろに下がることで、上体はバランスを取り前に動こうとし、前傾角はキープされ、頭の位置もキープされるのです。結果、フトコロが広くなるので腕がスムーズに下り、爆発的な加速が生まれるのです。
すべてのポジションがお手本。ダスティン・ジョンソン
マスターズを制し完全復活。タイガー・ウッズ
側屈でスウィングをコントロール。ブルックス・ケプカ
米ツアー6勝目に期待がかかる。松山英樹
お尻が線から「はみ出る」ように打つためのポイント
Point.1 右のお尻にハリを作る
テークバックで、右お尻を右足の上でスライドさせ、かかと側に突き出すように動かしましょう。右お尻にハリを作ることが大切です。
Point.2 お尻は後ろ、上体は前で引っ張り合う
ダウンスウィングからは、お尻と頭を前後で引っ張り合うように、上体を前に倒し、お尻を後ろに突き出す感覚で振ってみましょう。
Point.3 切り返しでは両方のお尻に"ハリ"
ダウンスウィングでお尻をスムーズに動かすには、右お尻も下げたまま左お尻もかかと側に下げること。両お尻にハリを感じればOKです。
月刊GD2019年5月号より
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