本特集では、連続写真をタテに並べることでトッププロのスウィングを分析してきたが、第7回の最終回は、自分のスウィングをチェックするにはどうすればいいかがテーマ。黒宮幹仁プロコーチに効果的な方法を聞くと、連続写真を撮影するのは難しいので、動画でのチェックが最適とのこと。さっそく詳しく解説してもらった。

同じ位置で撮り続けると、自分の成長が把握できる!

画像: 同じ位置で撮り続けると、自分の成長が把握できる!

自分のスウィングをスマートフォンで撮影したことがある人は多いだろうが、その際には抑えておきたいポイントがあると黒宮コーチ。

黒宮 正確に撮るには6メートルは離れましょう。スマホのカメラは広角レンズなので近すぎるとゆがんで見え、正確な動きが見えなくなります。また正面でも後方でも手にピントを合わせましょう。正面から見れば手はスウィングの中心で、後方から見たら手は体とクラブのちょうど中間にあたります。正確な動きが撮影できるようになりますよ。

自分のスウィングがよく分かる「線の入れ方」

スマホアプリの中に、無料で線を引け、スウィングを確認できるものがある。例えば「KiZuKi」などはワンタッチで線を引けてスウィングをすぐに確認できる。

正面から撮影した場合の「線の入れ方」

画像1: 自分のスウィングがよく分かる「線の入れ方」
画像2: 自分のスウィングがよく分かる「線の入れ方」

黒宮 アドレス時の頭、手、ひざの高さにヨコ線を、アドレスの幅でタテ線を入れましょう。すると、(撮影に協力してくれた)アマチュアのアドレスは左に傾いてしまっていることがわかります。インパクトからフォローでは上体が伸び上がってしまい、腕がつまっています。

後方から撮影した場合の「線の入れ方」

画像3: 自分のスウィングがよく分かる「線の入れ方」
画像4: 自分のスウィングがよく分かる「線の入れ方」

黒宮 後方からもアドレス時の頭の位置にヨコ線を、腰の前傾に合わせた線を引きましょう。手の位置にマルを書けば、インパクト付近で手と腰がアドレスの位置に近づいているかがチェックできます。

黒宮 上の写真(2枚目)では、腰が前に出ているのが上体の伸び上がりの原因であることが分かります。お尻を後ろに突き出すことで引いた線に戻せるようになるはずです。(了)

1人で撮れる便利グッズ「スウィングチェッカー」

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