次に紹介するのは、目の前に木などの障害物があるときに、右サイドからフックをかけてターゲットを狙っていくショット。その2「スーパーフック編」
体全体を使ってフックを打つ
中村 強烈なフックを打つには、フェースも強烈に返さないといけません。イメージとしては、ダウンスウィングに入ったら、右手が左手の上にくるようにフィニッシュまで振り抜くことです。
中村 ヘッドは自然に低い位置に振り抜けるのが正解で、フィニッシュも低い位置におさまってきます。フォローで右肩を左肩より高く上げる意識を持つと、より体全体でフェースを返しやすくなるので、フェースが閉じにくい人は試してみるといいと思います。
ダウンスウィングから「右手は左手の上」
ポイント① フェースは目標スタンスは打ち出し方向
ボールを打ち出したい方向にスタンスして、最終落下地点に向かってフェース面を合わせる。このアドレスを決めてスタンスに沿って振れば、自然とフックボールが打てる。
ポイント② インパクト前後右手は左手の上を保つ
フェースを返すために、ダウンからフォローにかけて右手を左手の上に持ってくるイメージを持つ。両手を離したスプリットハンドだと、この感覚がつかみやすい。
ポイント③ 右肩を上げるとフェースを返しやすくなる
ダウンスウィングに入ったら、右手が左手の上にくるようにフィニッシュまで振り抜くが、それでもフェースが閉じにくいと感じたらフォローで右肩を上げてみよう。体全体でフェースを返しやすくなる。
タイガーのフック狙いスウィング
次は「インテンショナルフックを打ちたい」に続く
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊GD2019年5月21日号より