「フェアウェイバンカーからのショットは、徹底的に軸ブレを防ぐことが重要です」というのは今野康晴プロ。ミスしがちなフェアウェイバンカーショットのコツを教えてもらった。

お腹から力を抜かずにスウィング

今野 フェアウェイバンカーから距離を出そうとしてフルショットするとバランスが崩れやすいので、注意しましょう。通常の8割くらいの力感でコンパクトに振りましょう。

左足に体重を多めに乗せておく、クラブを短く持つ、お腹に力をためてスウィングするという3つのポイントは必ず守ろう。8割の力感で振るため、キャリーが落ちる。直接グリーンを狙えそうであれば、一番手大きめのクラブを選択するのが正解だと言う。

今野 ただし、バンカーの縁が低くて、ボールが縁から離れていることが条件。ボールが縁の近くだったり、縁が高かったりしたら脱出を優先しましょう。

【コツ1】  おへそに力を入れてコンパクトに振る

フルショットするとバランスが崩れやすいので、通常の8割くらいの力感で振る。おへその周りに力をためておくと下半身が安定し、軸ブレを防げてミート率が上がる。キャリーが落ちるので、一番手大きいクラブを持とう。

画像1: お腹から力を抜かずにスウィング

【コツ2】  アドレスは左足体重で立つ

ボールの位置は通常と同じだが、体重の6割を左足に乗せて構えよう。

画像2: お腹から力を抜かずにスウィング

状況が変われば打ち方も変わる!

1、テークバックしにくいアゴ近

目標と反対側の縁の近くにボールが止まった場合は、テークバックが取りにくい。打つ前にテークバックの軌道を確認。無理にグリーンに届かせようとせず、小さめのクラブで確実にヒットするように。短い番手のほうがテークバックで縁の段差に引っかかりにくい。

画像: 8番アイアンの距離が残っていたとしても、一番手小さめの9番アイアンを選択しよう

8番アイアンの距離が残っていたとしても、一番手小さめの9番アイアンを選択しよう

2、縁の高さを確実に越えるクラブを選ぶ

ボールがフェアウェイバンカーの縁の近くに止まったときは、縁の高さと縁までの距離を見て、確実にクリアできるクラブを選択しよう。グリーンに届かせようとして8番アイアンなどで打つと十分な高さまで上がらず、脱出に失敗しやすい。この場合はウェッジで脱出を優先させる。

画像: フェース面を足で踏むと、ロフト角によってシャフトの傾き角度が変わる。どのクラブならバンカーのアゴをクリアできるかの判断材料になる

フェース面を足で踏むと、ロフト角によってシャフトの傾き角度が変わる。どのクラブならバンカーのアゴをクリアできるかの判断材料になる

今野康晴アイアンレッスン③に続く

週刊GD2019年6月11日号より

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