やっぱりアイアンはカッコよくて、打感がよくて、ピンを狙っていけるモノが欲しい! そんな「ツアーモデルアイアン」9モデルをクラブフィッター小倉勇人さんが試打分析!

あらゆる状況に対応できる小顔ヘッド。「ザ・ツアーモデル」

画像: 分析は伊丹大介プロ、試打は片手シングル&クラブフィッターの小倉勇人

分析は伊丹大介プロ、試打は片手シングル&クラブフィッターの小倉勇人

「引き締まった小顔でフトコロが狭め。意のままに操れて、芯を外したなりに飛距離がきちんと落ちてくれるのでミスしたときの計算が立ち、コースマネージメントもしっかりできます」とツアーモデルアイアンについて解説してくれたのは、伊丹大介プロ。

アイアンショットはタテの距離感が大切であるが、芯の広いモデルではどこに当たっても飛距離が出てしまい、ミスの感触が残りにくいのだという。

手にした試打担当の小倉さんも、「ラフの抵抗によってフェースの向きは変わりやすいので、抜けの良い小ぶりなヘッドは実戦向きです。フェースのどこで打ったのかが感触として伝わってくるので、その情報をショットに活かせる利点もあります」と語る。つまりスコアが作れる、上手くなれるアイアンというわけだ。

ツアーモデル1 APEX PRO(キャロウェイ)

画像: APEXプロ(キャロウェイ) トップブレードが薄くて短め、フトコロがやや狭めのつくり

APEXプロ(キャロウェイ) トップブレードが薄くて短め、フトコロがやや狭めのつくり

画像: フェース長:76mm、ソール幅:19.2mm、ネック長:57mm

フェース長:76mm、ソール幅:19.2mm、ネック長:57mm

スマートな顔つきで操作性に長けている
同じシリーズのAPEXよりも薄くてシャープな印象。小回りが利いて球を曲げられるし、心地よい"鉄の音"がします。(小倉)

画像: ツアーモデル1 APEX PRO(キャロウェイ)
画像: ヒールが低いので急激なターンによる球のつかまりすぎが抑えられます

ヒールが低いので急激なターンによる球のつかまりすぎが抑えられます

ツアーモデル2 718MB(タイトリスト)

画像: 718MB(タイトリスト)スコアラインの幅がやや長くて、構えたときに安心感がある

718MB(タイトリスト)スコアラインの幅がやや長くて、構えたときに安心感がある

画像: フェース長:78.5mm、ソール幅:15.6mm、ネック長:63mm

フェース長:78.5mm、ソール幅:15.6mm、ネック長:63mm

顔・打感・操作性すべてが◎
コンパクトなヘッド、ストレートなネック、ホーゼルの長さなど、球を操れる要素が満載。吸い付くような打感もたまりません。

画像: ツアーモデル2 718MB(タイトリスト)
画像: ホーゼルが長いことで、球の高さやスピン量をコントロールしやすい

ホーゼルが長いことで、球の高さやスピン量をコントロールしやすい

ツアーモデル3 718CB(タイトリスト)

画像: 718CB(タイトリスト)スマートで美しいフォルム。打ちたい球がイメージできる

718CB(タイトリスト)スマートで美しいフォルム。打ちたい球がイメージできる

画像: フェース長:77mm、ソール幅:17.6mm、ネック長:61mm

フェース長:77mm、ソール幅:17.6mm、ネック長:61mm

シンプルな美顔にやさしさを味つけ
MBに比べればフェースが少し長くちょいグースでキャビティになりましたが、操作性、打感、距離感のどれも言うことなしです。

画像: ツアーモデル3 718CB(タイトリスト)
画像: トウ側の余白がやや広がってフェースが少し長くなり、ワイドエリアに

トウ側の余白がやや広がってフェースが少し長くなり、ワイドエリアに

ツアーモデル4 RMX018(ヤマハ)

画像: RMX018(ヤマハ)ヒールが高めなので、ヒールを出してフェードが打ちやすい

RMX018(ヤマハ)ヒールが高めなので、ヒールを出してフェードが打ちやすい

画像: フェース長:75mm、ソール幅:18.5mm、ネック長:60.1mm

フェース長:75mm、ソール幅:18.5mm、ネック長:60.1mm

狙う・止めることを目的に作られた鍛造
吸い付く打感と打点がしっかり伝わること、操作性、クラシカルなロフト設定。古い良きマッスルにやさしさをプラスしています。

画像: ツアーモデル4 RMX018(ヤマハ)
画像: 見た目のわりにソール幅が広めでバウンスが効き、ダフリにくくて滑ってくれます

見た目のわりにソール幅が広めでバウンスが効き、ダフリにくくて滑ってくれます

ツアーモデル5 P・7TW(テーラーメイド)

画像: P・7TW(テーラーメイド)フェースにタングステンを内蔵し、重心と打点を重ねている

P・7TW(テーラーメイド)フェースにタングステンを内蔵し、重心と打点を重ねている

画像: フェース長:75.5mm、ソール幅:16.2mm、ネック長:63mm

フェース長:75.5mm、ソール幅:16.2mm、ネック長:63mm

超絶なコントロール性
タイガーが使うのと同じモデルのアイアンですね。とにかく操作性が抜群で打っていて気持ちがいい、楽しいモデル。スピン量が多めで球が前に行く力より高く上がる力が強いです。

画像: ツアーモデル5 P・7TW(テーラーメイド)

ヒール高めでフトコロが狭い。つかまり感少なく、操作性を重視した顔

ツアーモデル6 TW-MB ROSEプロト(本間ゴルフ)

画像: TW-MB ROSEプロト(本間ゴルフ)小ぶりでシャープなフォルム

TW-MB ROSEプロト(本間ゴルフ)小ぶりでシャープなフォルム

画像: フェース長:75.5mm、ソール幅:17.5mm、ネック長:61.8mm

フェース長:75.5mm、ソール幅:17.5mm、ネック長:61.8mm

感性と技量を生かす精悍なルックス
ソールといいブレードといいすべてがシャープでムダがない。ボールをクリーンにとらえられるデザインです。打感、操作性ともに◎

画像: ツアーモデル6 TW-MB ROSEプロト(本間ゴルフ)
画像: ダウンブローに入れながら、ボールをダイレクトにヒットできるヘッドだ

ダウンブローに入れながら、ボールをダイレクトにヒットできるヘッドだ

ツアーモデル7 TUNE 01MB(プロギア)

画像: TUNE 01 MB(プロギア)締まっているわりに溝が長めで安心感あり

TUNE 01 MB(プロギア)締まっているわりに溝が長めで安心感あり

画像: フェース長:74.5mm、ソール幅:18.8mm、ネック長:60mm

フェース長:74.5mm、ソール幅:18.8mm、ネック長:60mm

スウィングが打球に表れる本格派モデル
球が上がってスピンが入り、狙ったところに止まるアイアンです。操作性もバッチリ、静かでこもった打音・打感が気持ちいい。

画像: ツアーモデル7 TUNE 01MB(プロギア)
画像: 前後を面取りした3段ソールは、抜けやすくて球に直接コンタクトできる

前後を面取りした3段ソールは、抜けやすくて球に直接コンタクトできる

ツアーモデル8 TUNE01CB(プロギア)

画像: TUNE 01 CB(プロギア)大きめでも溝が長くないので小ぶりに見える

TUNE 01 CB(プロギア)大きめでも溝が長くないので小ぶりに見える

画像: フェース長:76mm、ソール幅:19.8mm、ネック長:61mm

フェース長:76mm、ソール幅:19.8mm、ネック長:61mm

やさしさがイメージできて球筋を操れる
スコアラインをヒールに寄せて、トウ側にボリュームが。サイズに安心感がありつつ、操作性も打感も距離感も満点です。

画像: ツアーモデル8 TUNE01CB(プロギア)
画像: 3段に面取りしつつ、トウ側がカットされていてターンしやすい

3段に面取りしつつ、トウ側がカットされていてターンしやすい

ツアーモデル9 ミズノプロ118(ミズノ)

画像: ミズノプロ118(ミズノ)昔のマッスルよりは大き目で低重心化が図られている

ミズノプロ118(ミズノ)昔のマッスルよりは大き目で低重心化が図られている

画像: フェース長:74.5mm、ソール幅:17.5mm、ネック長:59mm

フェース長:74.5mm、ソール幅:17.5mm、ネック長:59mm

コース攻略に役立つコントロール性能
ミスしたらちゃんと飛ばない。球筋を操れるし、どこに当たったかを教えてくれる。これぞアイアンというマッスルです。

画像: ツアーモデル9 ミズノプロ118(ミズノ)
画像: 小ぶりでドストレートなヘッドでトップラインがシャープなミズノ顔

小ぶりでドストレートなヘッドでトップラインがシャープなミズノ顔

次回の試打は、操作性とミスへの寛容性を両立させた「グッドバランスアイアン」です。

月刊GD2019年7月号より

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