あらゆる状況に対応できる小顔ヘッド。「ザ・ツアーモデル」
「引き締まった小顔でフトコロが狭め。意のままに操れて、芯を外したなりに飛距離がきちんと落ちてくれるのでミスしたときの計算が立ち、コースマネージメントもしっかりできます」とツアーモデルアイアンについて解説してくれたのは、伊丹大介プロ。
アイアンショットはタテの距離感が大切であるが、芯の広いモデルではどこに当たっても飛距離が出てしまい、ミスの感触が残りにくいのだという。
手にした試打担当の小倉さんも、「ラフの抵抗によってフェースの向きは変わりやすいので、抜けの良い小ぶりなヘッドは実戦向きです。フェースのどこで打ったのかが感触として伝わってくるので、その情報をショットに活かせる利点もあります」と語る。つまりスコアが作れる、上手くなれるアイアンというわけだ。
ツアーモデル1 APEX PRO(キャロウェイ)
スマートな顔つきで操作性に長けている
同じシリーズのAPEXよりも薄くてシャープな印象。小回りが利いて球を曲げられるし、心地よい"鉄の音"がします。(小倉)
ツアーモデル2 718MB(タイトリスト)
顔・打感・操作性すべてが◎
コンパクトなヘッド、ストレートなネック、ホーゼルの長さなど、球を操れる要素が満載。吸い付くような打感もたまりません。
ツアーモデル3 718CB(タイトリスト)
シンプルな美顔にやさしさを味つけ
MBに比べればフェースが少し長くちょいグースでキャビティになりましたが、操作性、打感、距離感のどれも言うことなしです。
ツアーモデル4 RMX018(ヤマハ)
狙う・止めることを目的に作られた鍛造
吸い付く打感と打点がしっかり伝わること、操作性、クラシカルなロフト設定。古い良きマッスルにやさしさをプラスしています。
ツアーモデル5 P・7TW(テーラーメイド)
超絶なコントロール性
タイガーが使うのと同じモデルのアイアンですね。とにかく操作性が抜群で打っていて気持ちがいい、楽しいモデル。スピン量が多めで球が前に行く力より高く上がる力が強いです。
ヒール高めでフトコロが狭い。つかまり感少なく、操作性を重視した顔
ツアーモデル6 TW-MB ROSEプロト(本間ゴルフ)
感性と技量を生かす精悍なルックス
ソールといいブレードといいすべてがシャープでムダがない。ボールをクリーンにとらえられるデザインです。打感、操作性ともに◎
ツアーモデル7 TUNE 01MB(プロギア)
スウィングが打球に表れる本格派モデル
球が上がってスピンが入り、狙ったところに止まるアイアンです。操作性もバッチリ、静かでこもった打音・打感が気持ちいい。
ツアーモデル8 TUNE01CB(プロギア)
やさしさがイメージできて球筋を操れる
スコアラインをヒールに寄せて、トウ側にボリュームが。サイズに安心感がありつつ、操作性も打感も距離感も満点です。
ツアーモデル9 ミズノプロ118(ミズノ)
コース攻略に役立つコントロール性能
ミスしたらちゃんと飛ばない。球筋を操れるし、どこに当たったかを教えてくれる。これぞアイアンというマッスルです。
次回の試打は、操作性とミスへの寛容性を両立させた「グッドバランスアイアン」です。
月刊GD2019年7月号より