“考えちゃいけない”は“考えている”と同じ
佐々木 ショット前に自問自答するんです。「今からどんなショットするの?」って。そしてそれを言葉ではなく「画」で自答するんです。言葉でいくら考えても、体は思うようには反応してくれません。
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【GOOD ANSWER】弾道イメージを視覚化させる
イメージしたらすぐにアドレスに入る
【BAD ANSWER】嫌なことを消し去ろうと言語で答える
左がOBだから左に行かないようにして、右にボールを打ち出して……△☆▼※△☆▼※△☆▼
佐々木 イメージを描くことで初めて体が反応して、怖いホールでも最後までしっかり振り切ることができるようになります。これはセッティングが厳しいPGAツアーでジェイソン・デイがやっていることでもあります、ぜひ一度試してみてください。
振り切れたらリバウンドが起きる
最後に紹介するのは、フィニッシュ後の体勢。しっかりとクラブを振り切れると、自然と起こる現象として「リバウンド」という動きがあると熊渕善太プロ(本企画②登場)は言う。フィニッシュまでいったら、勢いよくクラブが体の正面に戻ること。
熊渕 腕をしなやかにして、ローテーションが上手く使えると、上半身と下半身の捻差が大きくなります。すると、フィニッシュでその強いねじれに体が耐えられなくなり、クラブを体の正面に引き戻す動きが起こります。これが『リバウンド』です。この動きが自然と起こるようになったら、完ぺきです!
【ポイント】 急激にヘッドが体の正面に戻る
勢いよくフィニッシュまで振り切ることができると、上半身がねじれた反動で、右の写真のようにシャフトがしなるほど、急激にクラブが体の正面に戻ってくる「リバウンド」が起こる。このリバウンド現象が起こることが、バランスよく振り切れた証拠でもある。
週刊GD2019年7月16日号より