ゴルフの始まりとともに生まれ、世界中のパット名手が手にしてきたL字パター。アイアン感覚で打てる操作性の高さは魅力だけど、やっぱり難しそう……。それなら現代のL字として活躍する「L字マレット」はいかがか。第3話に引き続き、カリスマクラフトマン山崎康寛さんの解説で、注目の6モデルを一挙紹介!
画像: 【解説】山崎康寛さん カリスマクラフトマンにしてトップアマ。プロも通うゴルフ工房「スタジオCGA」代表。自身もL字パター好きで、常連客にもL字を勧めることが多いという。

【解説】山崎康寛さん
カリスマクラフトマンにしてトップアマ。プロも通うゴルフ工房「スタジオCGA」代表。自身もL字パター好きで、常連客にもL字を勧めることが多いという。

L字はハードルが高い? それなら「Lマレ」はいかが

アイアン感覚で打てる「Lマレ」
L字よりもヘッドに奥行があり、ミスに強い「L字マレット」が現在のL字の主流。アイアンと同じ感覚で振れる操作性の高さはL字とほぼ変わらない。

ムジーク
5218スペシャルチューン

打ち切れずショートが多い人に。

画像1: ムジーク 5218スペシャルチューン
画像2: ムジーク 5218スペシャルチューン

座りがいいので、構えやすい。何も考えなくてもヘッドが自然に真っすぐ後ろに引ける。真っすぐ引ければ、真っすぐストロークできて、真っすぐ転がる。いいですね。

ロフト角:4度
ライ角:72度
長さ:34インチ
ヘッド素材:SS304
ヘッド重量:約375g

フォーティーン
FK-4

強く打っても転がりすぎない。

画像1: フォーティーン FK-4
画像2: フォーティーン FK-4

強く打っても転がりすぎないので、下りでもしっかり打ち切れるのが嬉しい。打感もしっかり手に残るので気持ちよく球を押し出せます。

ロフト角:3度
ライ角:70度
長さ:34.5インチ
ヘッド素材:SUS630スチール
クラブ重量:523g

オデッセイ
ストロークラボNINE

まさにこれが最新のL字マレット。

画像1: オデッセイ ストロークラボNINE
画像2: オデッセイ ストロークラボNINE

フェースにはインサート、ソールのトウとヒールにウェートが入っており、シャフトやグリップも含めてまさに最先端のL字マレット。どこに当たっても真っすぐ行くイメージ。

ロフト角:3度
ライ角:70度
長さ:33・34・35インチ
ヘッド素材:ステンレススチール

スコッティ・キャメロン
18セレクト ニューポート3

多少芯を外しても問題なく転がってくれる。

画像1: スコッティ・キャメロン 18セレクト ニューポート3
画像2: スコッティ・キャメロン 18セレクト ニューポート3

インサートのおかげで打感が軟らかく、ソールのウェートにより重心深度が深くなり、芯が広い。球の転がりがよく、最後までしっかり伸びる。操作性もかなりいい。

ロフト角:3.5度
ライ角:70度
長さ:33・34・35インチ
ヘッド素材:6061アルミニウム(フェース・ソール)、303ソフトステンレス(ボディ)

オダパター
タケヒコ・オダ コレクション TO-01L

誰でも真っすぐ打てる万能パター。

画像1: オダパター タケヒコ・オダ コレクション TO-01L
画像2: オダパター タケヒコ・オダ コレクション TO-01L

フェースに刻まれた細かいミーリングで打感がよく、雨の日のロングパットでも怖がらずしっかり打てる。ストローク派、タップ派どちらの打ち方にも合う万能タイプ。

ロフト角:3度
ライ角:71度
長さ:34インチ
ヘッド素材:S25C、SUS303、キャビティプレート
重さ:558グラム

オデッセイ
トゥーロンパター サンフランシスコ

アルミ素材のソールプレートで重心深度が深くなる。

画像1: オデッセイ トゥーロンパター サンフランシスコ
画像2: オデッセイ トゥーロンパター サンフランシスコ

勝手に球がつかまり、しっかり打ち切れる。操作性もよく、いちばんL字に近い。ソール中央にアルミプレートを使用することで重心深度を深くし、芯を広げ、ミスに強くしている。

ロフト角:3度
ライ角:70度
長さ:34インチ
ヘッド素材:303ステンレススチール、アルミニウムソールプレート

3年ぶりに復活優勝した石川遼が使っていたエースパターも「L字マレット」。見た目に美しく、現代の機能を持ち合わせた形だといえる。

画像: 2019年日本プロ(いぶすきGC)より

2019年日本プロ(いぶすきGC)より

週刊GD2019年7月23日号より

画像: golfdigest-play.jp
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