ライン出しドライバーを教えてくれた坂田プロは現在、大手前大学の監督として、学生を指導している。第4回は、学生たちがオハコにしている練習法を特別に教えてもらった。
画像: 【解説】坂田雅樹プロ 福岡県出身。父・坂田信弘プロの元でプロになり、坂田塾のコーチと大手前大学ゴルフ部の監督を務める。プロの試合で活躍するアマチュア安田祐香を育てた

【解説】坂田雅樹プロ
福岡県出身。父・坂田信弘プロの元でプロになり、坂田塾のコーチと大手前大学ゴルフ部の監督を務める。プロの試合で活躍するアマチュア安田祐香を育てた

ライン出しは左にスライドする

女子ゴルフ部は6月に行われた『全国大学女子ゴルフ対抗戦』で、優勝した明治大学にわずか1打差の準優勝。ちなみに、アジアパシフィック女子アマで優勝し、オーガスタ・ナショナル女子アマで3位に入った安田祐香選手も、大手前大学のゴルフ部の1年生だ。

坂田 部員は男女合わせて20数名ですね。練習は尼崎テクノランドという練習場を使わせてもらっていて、基本的には毎日18時から22時ぐらいまで、練習しています。

── そこで、練習中の大学ゴルフ部をちょっと見学。どんな練習しているんだろう?

坂田 選手にはそれぞれ課題を与えて、あとは自由に練習させています。坂田塾のイメージとは、かなり違うでしょう。ボクが選手によく言うのは、“ボールはウソをつかない”ということ。弾道や球筋を見れば、すべてが分かるし、それこそがゴルフではもっとも大切だと思っているんです。

画像: ライン出しは左にスライドする

坂田 ドライバーのライン出しも、弾道や球筋を自在にコントロールするための練習のひとつ。今日はいないけど、安田祐香もドライバーのライン出しを練習するし、試合でも必要なときに使っているんです。

もう一度おさらい!

フィニッシュで踏み出せたらラインが出る

── 打ち方のポイントは理解できましたけど、なかなか上手く打てないという人は?

坂田 フルスウィングで覚えようとしてもムリです。小さい振り幅から始めて、徐々に体に覚え込まるんですよ。

── それができたら次は?

坂田 打った後、フィニッシュで右足を踏み出せたら合格。ドリルとしても効果的です。このライン出しを覚えると、ボールのとらえ方が格段に良くなります。スピン量が多すぎて飛距離をロスしていたり、大曲がりしていた人は、飛距離アップも期待できます。

【ドリル1】5段階で徐々に飛ばしていく

坂田 最初は50ヤードからスタートします。徐々に振り幅を大きく、50ヤード刻みで飛距離を伸ばします。フルショットまで低スピンのローフェードが打てるようになったら合格です。

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【ドリル2】フィニッシュで右足を踏み出す

坂田 右から左への体重移動が足りなかったり、フィニッシュでクラブが縦に収まるような体の動きだと、右足を目標に踏み出せません。目標方向にしっかりパワーを使えれば、スッと右足が踏み出せるはず。これができれば免許皆伝。

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踏み出しライン出しショット

週刊GD2019年7月30日号より

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