「みんなの反力打法④」特集の最終回はレッスン体験。HC20のアベレージでも本当に飛距離が伸びるのかデータを取りながら実行してみた。反力打法の体験型レッスンを吉田洋一郎プロを敢行。
画像: 【みんなの反力打法④】吉田洋一郎プロがアベレージのために「How To 反力打法」。実体験したらHC20のアマが35ヤードアップ!

【先生】吉田洋一郎(中央)
スウィングコンサルタント。バイオメカニクスの権威であるクォン教授の薫陶を受け「反力打法」に精通。2019レッスン オブ ザ イヤー受賞

【生徒】勝俣哲生さん(右)
HC20/40歳
【生徒】田澤淳一さん(左)
HC22/39歳

たった15分でプラス30ヤード!

勝俣 タイミングがずれると、スライスすることが多いんです。

【勝俣さんの問題点】
もともと、回転系のスウィング→反力はあまり使えていなかった

画像1: たった15分でプラス30ヤード!

レッスン前の飛距離222ヤード

画像: 回転はしっかりしているがパワーがボールに伝わっていない

回転はしっかりしているがパワーがボールに伝わっていない

吉田 回転のスピードはありますが、体重が乗っていません。まず、トップでつま先側に体重がかかって、ねじれ不足になっているので、右かかとに体重がかかるようにして、上体をしっかりねじります。その時に、左足はヒールアップして、左かかとを下ろすのをきっかけに踏み込みと回転を一気に行います。

ヒールアップ&ヒールダウンで下からの力を使う

画像: もともとの回転は殺さずに、左足のヒールアップ、ダウンを加えると「回転力×反力」で、さらにヘッドを加速できる

もともとの回転は殺さずに、左足のヒールアップ、ダウンを加えると「回転力×反力」で、さらにヘッドを加速できる

                    ↓↓↓

踏み込んだら今まで通り積極的に回転していく

画像: ヒールダウンをきっかけに、左腰を積極的に回転させることで、元々の回転のよさを生かせる

ヒールダウンをきっかけに、左腰を積極的に回転させることで、元々の回転のよさを生かせる

勝俣 切り返しで沈み込む感覚が出てきました。 

吉田 左腰を切る動きは得意なので、伸び上がりに合わせて、腰を思い切り回してみてください。

勝俣 今まで感じたことがないくらい、強く当たります!

勝俣 でも、ちょっと振り遅れ気味になるんですが…

画像2: たった15分でプラス30ヤード!

吉田 回転だけのスウィングだとヘッドは返りやすいんですが、上下の動きが加わるぶん、ある程度自分で返す要素が必要になります。

【結果】反力が1.5倍に増えて見事35ヤードアップ!!!

画像: 反力が増え、今までの回転も行かせて飛距離が伸びた

反力が増え、今までの回転も行かせて飛距離が伸びた

伸びて、沈んで一気に伸び上がる田澤さんの場合

【田澤さんの問題点】
反力系の縦パワースウィング→でもタイミングが悪かった

画像: タイミングよく反力を使いたい

タイミングよく反力を使いたい

レッスン前の飛距離217 ヤード

画像1: 伸びて、沈んで一気に伸び上がる田澤さんの場合
画像2: 伸びて、沈んで一気に伸び上がる田澤さんの場合

吉田 田澤さんはテークバックから沈み込みが始まって、インパクト直前まで沈みっぱなしなので、伸び上がりが遅れがちです。トップまで伸び上がって、切り返しで沈んで、すぐ伸び上がるという風に、2段階に分けてやるといいんです。

クッションを使って体の使い方を覚える

画像: クッションなどを使い、持ち上げて下向きに投げると、伸び上がりやリリースのタイミングがわかる

クッションなどを使い、持ち上げて下向きに投げると、伸び上がりやリリースのタイミングがわかる

吉田 切り返しの沈み込みは、椅子に座る感じで、少し強調すると、そのあと素早く伸び上がれますよ。

田澤 ほんとだ、やりやすい。

画像: 上手く力を出せた

上手く力を出せた

ヒールアップ&ヒールダウンで反力をさらに強くし、そのタイミングを覚える

画像: タイミングよく伸び上がることで、フォローの左腰の回転速度が速くなった

タイミングよく伸び上がることで、フォローの左腰の回転速度が速くなった

【結果】インパクト前に反力が最大に! 28ヤードアップ!!!

画像: 遅れ気味だった反力ポイントが適正になり、より力を伝えられるように

遅れ気味だった反力ポイントが適正になり、より力を伝えられるように

反力打法Q&A

【Q1】 反力を使おうとすると振り遅れてしまいます。

【A】 イメージはバスケのシュート。ひざが伸び始めると同時に手をリリースです。

画像: 下半身が伸び始めるときには、上半身(腕)はボールを離す(打つ)体勢になっていないと、反力を最大限にボールに伝えることはできない

下半身が伸び始めるときには、上半身(腕)はボールを離す(打つ)体勢になっていないと、反力を最大限にボールに伝えることはできない

【Q2】 伸びるのが早いのかトップしか出ません。

【A】 フォローまで前傾角度をキープ、頭もしっかりと残しましょう。

画像: 前傾角度が起きてしまうと、反力は上半身に吸収されて、ヘッドに伝わらない。おじぎをするように頭を下げ、背中を丸くするイメージだと、反力がヘッドに伝わる。

前傾角度が起きてしまうと、反力は上半身に吸収されて、ヘッドに伝わらない。おじぎをするように頭を下げ、背中を丸くするイメージだと、反力がヘッドに伝わる。

【Q3】 上半身は意識しなくていい?

【A】 上体は右肩を支点にスウィングします。

画像: 左に乗りすぎるとバランスが崩れるので、右肩を支点にフォローで顔と右肩がこすれるくらい右に重心を残して振るのがやりやすい

左に乗りすぎるとバランスが崩れるので、右肩を支点にフォローで顔と右肩がこすれるくらい右に重心を残して振るのがやりやすい

【Q4】 「回転と伸びる」同時にやるのが難しいです。

【A】 バックスウイングで右足かかとに乗ってインtoインに回転

画像: トップで右かかとに体重を乗せると、楽に体を回転でき、その後の沈み込みもスムーズになる。フォローでは、左かかとに体重がかかる

トップで右かかとに体重を乗せると、楽に体を回転でき、その後の沈み込みもスムーズになる。フォローでは、左かかとに体重がかかる

吉田 やってみたいけど、難しそうと考えてるアベレージゴルファーの皆さん。反力をスウィングに取り入れられると、必ず飛距離アップできますので、ぜひ試してみください。(了)

月刊GDより

画像: golfdigest-play.jp
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