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“曲げ球講座①”ではやさしく打つ方法を紹介。今度はドローやフェードの持ち球を持っている人におすすめする打ち方を五十嵐雄二プロに聞いた。
画像: 【解説】五十嵐雄二 埼玉県出身。18歳でゴルフを始め、24歳でプロ合格。2009年、40歳で「日本ゴルフツアー選手権」で優勝。現在はシニア参戦中。O E F所属

【解説】五十嵐雄二
埼玉県出身。18歳でゴルフを始め、24歳でプロ合格。2009年、40歳で「日本ゴルフツアー選手権」で優勝。現在はシニア参戦中。O E F所属

【フック】右手の左回しでクイッと球をねじる

── 少し上級者向けですね。

五十嵐 お手本は、ドローヒッターの球をつかまえる感覚です。その感覚を使って、曲げ幅を大きくするほうがコントロール性も上がるんです。インサイドヒットを強め、フェースローテーションを大きくして、巻き込むようなフックをかけます。

画像: クイッと左回しする

クイッと左回しする

── 注意点はありますか?

五十嵐 確実に右に打ち出すことです。そのためにはインサイドヒットが絶対に必要ですね。

【ポイント①】右手を回してフェースを閉じる

五十嵐 このインテンショナルフックの打ち方で大切なのは、フェースを返す動きです。フェースのトウ側を意識してシャフトを回していく感覚なんですが、ちょうどドアのカギを開け閉めするように右手を軽く回転させるだけで、フェース面は簡単にコントロールできるんです。

画像1: 【フック】右手の左回しでクイッと球をねじる

【ポイント②】手のひらを地面に向ける

五十嵐 フェースを返す動きを再現すると、水平に動かした右手のひらはフォローで地面を向きます。手のひら側に手首を折ってフェースを返そうとする人がいますが、この動きでフェースを返すことはできません。

画像2: 【フック】右手の左回しでクイッと球をねじる
画像: フェースは返っていない

フェースは返っていない

【ポイント③】右肩を支点にスウィングする

五十嵐 ダウンスウィングで右肩が前に出ないように、右肩を支点にして振ります。こうすることで、弾道が低くなりすぎず、スムーズにフェースをローテーションさせることができます。

画像: 右肩を前に出さない

右肩を前に出さない

【ポイント④】インサイドからヒットする

五十嵐 この打ち方では、スタンスよりも右に打ち出していかなくてはならないので、インサイドからボールをヒットすることが絶対条件です。大きく右に打ち出して、右から回すイメージです。

画像: インサイドから打つ

インサイドから打つ

アドレスのおさらい

画像3: 【フック】右手の左回しでクイッと球をねじる

【スライス編】左手の甲を上に向けて空手チョップ

── 次はインテンショナルスライスの打ち方ですね。

五十嵐 フェードヒッターが持ち球を打つ感覚をお手本にして、インテンショナルにスライスをかける方法を紹介します。フックは右手でしたが、スライスは左手の感覚を使うんです。

── どう使うのでしょう?

五十嵐 左手でフェースローテーションを抑えながら、インサイドに振り抜きます。

── アウトサイドイン軌道ということですか?

五十嵐 外からクラブを下ろすアウトサイドイン軌道ではありません。左サイドを素早く回転させて、インに低く振り抜いていくんです。左手の甲を上に向けたまま空手チョップするようなイメージですね。

── 空手チョップといえば、ジャイアント馬場ですか?

五十嵐 やっぱり力道山ですよ。とにかく、そういう感じで振り抜くことが大切。ロフトが寝るぶん、1番手上げることも忘れてはいけませんよ。

【ポイント①】左手の甲を上に向けてインに振り抜く

五十嵐 ちょうど空手チョップのようなイメージで、左手の甲を上にむけたままインサイドに低く素早く振り抜きます。実際は、遠心力によってフェースはローテーションするんですが、イメージではローテーションさせません。

画像: 空手チョップのイメージ

空手チョップのイメージ

【ポイント②】フォローでフェースとお見合い

五十嵐 フェースローテーションを抑えると、フォローでフェースとお見合いする形になります。このフォローができたら、コントロール性の高いインテンショナルスライスが打てるはずです。

画像: フェースは顔を向く

フェースは顔を向く

【ポイント③】ボールはやや左に置く

五十嵐 球をつかまえる動きが少ないぶん、同じ曲げ幅でもフックより少しスタンスをオープンにして、フェースも少し開いておきます。カットにボールをとらえたいので、ボール位置はいつもよりボール1個左です。

画像1: 【スライス編】左手の甲を上に向けて空手チョップ

【ポイント④】ヒールを出すように振っていく

五十嵐 インテンショナルフックを打つ場合は、トウを意識してシャフトを左回転させるイメージですが、スライスの場合は逆。ハンドファーストの形を崩さずに、ヒールを出すようなイメージでフェースローテーションを抑えます。

画像2: 【スライス編】左手の甲を上に向けて空手チョップ

【練習法】片手ずつ練習しよう

── 打ち方がわかっても、コースですぐには使えませんよね。

五十嵐 もちろんです。とくに、左右の手の感覚を生かした打ち方は、右手をローテーションさせるフックと、左手をローテーションさせないスライスですから、十分な練習が必要です。それぞれ片手打ちで“ドロー腕”と“フェード腕”の感覚を磨いてください。

【ドロー練習】右手1本でローテーションを覚える

五十嵐 右手1本で9番アイアンを振り、50ヤードくらいを打ちます。しっかりと右手をローテーションさせて、フック回転をかけていきます。

画像1: 【練習法】片手ずつ練習しよう

【スライス練習】左手1本で打ってみる

五十嵐 左手1本で、スライス回転をかけていく。練習場でできないことはコースでもできませんので、しっかり練習してからラウンドしましょう。

画像2: 【練習法】片手ずつ練習しよう

【フルショット練習】

五十嵐 どのラインに打ち出して、どこまで曲げるかを決めて練習すると早く上達できますよ。

画像3: 【練習法】片手ずつ練習しよう

週刊GD2019年8月13日号より

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