「M5&M6」が飛距離ランク上位を席巻中
クラブ契約のない選手が使っているドライバーを集計したら、間違いなくトップにくるだろうテーラーメイドの「M5」。契約選手のタイガーやマキロイといったクラブにうるさいプロがのきなみ使用していることからも、ヘッドの良さは誰もが認めるところなのだろう。飛距離部門でも銀と黒のツートンカラーが上位を占めている。
【PGAツアー飛距離ランキング】
1位 C・チャンプ 317.1Y
2位 R・マキロイ 315.3Y(M5)
3位 L・リスト 314.2Y(M6)
4位 B・ワトソン 312.3Y
4位 W・クラーク 312.3Y
6位 D・ジョンソン 312.1Y(M6)
ダスティンは、パワーフェードで310ヤード越え
ダスティン・ジョンソンは「M5」と「M6」を使い分けていたが、このところは「M6」に落ち着いた模様。ロフトを多めにして、シャフトを軽く硬くしヘッドスピードを上げることでパワーフェードで飛ばしている。
ジェイソン・デイもM6を使用中
マキロイはM5を持ち球に合わせたウェート設定で使用中
"エピック&クロムソフト勢"も年間王者へ虎視眈々
「M」の勢いに負けることなく、一大勢力となっているのが「EPIC」を手にするプロたち。モリナリやガルシア、ミケルソンといったメジャーチャンプたちがこぞって新しいエピックに移行する中、ひときわ目立った活躍をしているのがザンダー・シャウフェレだ。
WGC HSBで優勝し、セントリーでも優勝とまさに絶好調のシーズン。多くのプロが使うサブゼロモデルでなく、ノーマルのエピックフラッシュを選んでいる。つかまりのいいヘッドだが、シャフトはツアーADのBB(7X)にして、しっかりと叩きにいける組み合わせにしている。
「MADE IN JAPAN」が頂点を極めるか
世界の名だたるトッププレーヤーたちが自由にアイアンを選べるとしたら、真っ先に指名されるのがミズノのアイアンだろう。
3年前にクラブ契約フリーになったブルックス・ケプカも数社とテストしたのちミズノを選択。元々「JPX900ツアー」を使っていて、そのアイアンでメジャータイトルも勝ち取った。2018年シーズンから「JPX 919ツアー」に変更。ジュニア時代に「MP-32」を使っていたこともありミズノ顔が好きだったケプカ。「アイアンはフィーリングが大事」と本人が語っているが、まさにそのフィーリングを高いレベルで出せるアイアンということだろう。
フェデックスランク8位のポール・ケイシーもミズノのアイアンで年間王者を狙う
世界を驚かせた本間との契約。ローズは有終の美を飾れるか
2019年1月、ジャスティン・ローズが本間ゴルフと契約したという衝撃的なニュースが発表された。本間が新しく大物選手と契約するという噂はあったが、それがゴールドメダリストのローズとは。
「300ヤード先で止まるヘッドを作ってほしい」など、普段からトラックマンを駆使していてスピン量100回転の違いも見逃さないローズの要求に本間は見事にこたえ、ローズは本間のクラブを手にするやいなや「ファーマーズオープン」で優勝。上々の滑り出しをみせた契約1年目。ローズは年間王者に輝くことができるか。
トップをひた走る40歳が最後まで逃げ切るのか?
優勝2回、トップテン8回とフェデックスランキングでトップを走るマット・クーチャー。飛距離こそ若い選手に負けるが、正確なアイアンとショートゲームで常に優勝争いに絡んでくる。
そんなクーチャーが長年愛用しているのが「J15CBアイアン」。ソールの抜けが良く、ラフからでも自分の思った弾道が出てくれるのだそう。「ツアーB X」との相性も抜群だ。
タイガー、デシャンボーも「ツアーB」を使用中
果たして誰が年間王者に輝き、1500万ドルの賞金を手にするのか。熱い戦いに目が離せない!
月刊GD2019年9月号より
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