7番で200ヤード!? どれだけ飛んじゃうの?
キャロウェイのCEOチップ・ブリューワーの号令の下、「夢のアイアン」として誕生した前作のエピックスター。今回、それ以上の素材、工程、人員を注ぎ込み完成したのが「エピック フォージド
スター アイアン」だ。
前作の驚異的な飛び性能を知る平野氏は、1発打つなりその違いを口にした。
平野 打感が全然違います。前作は弾きが凄くてUTっぽい感じでしたが、今回はフォージドの名の通り、ボールが食いついて打感が非常にソフト。全く別物ですよ。
進化のポイント1
飛ぶといわれた前作より、さらにぶっ飛ぶ
エピックフォージドの形状について──
平野 ヘッドが少し長くなって安心感が増しました。前のモデルは飛ぶけどヘッドが小さくてちょっと難しいという声も上がっていましたが、この点も改善されていますね。
では、前作で話題をさらった飛距離性能はどうだろう。
平野 打感から想像すれば前作のほうが飛ぶのでは?と思いましたが、実際は新モデルのほうが7ヤードも上回りました。前モデルより飛んで、打感も良く、安心感も増しています。
進化のポイント2
ぶっ飛び系とは思えないアイアンらしい形状
ぶっ飛び系とは思えない正統派アイアン形状。構えた時の違和感がない。少しグースが入っているが、それを強く見せないような形状に仕上げている。
進化のポイント3
軟鉄一体成型にも負けないソフトな打感
前作と一番変わったのは打感と言う平野氏。「プロが使うような一体の軟鉄鍛造モデルと比べても遜色のない打感。食いつくのに圧倒的に飛ぶ。この進化はすごい」
エピックフォージドの内部をチェック!
圧倒的な飛びと打感は、多層構造に秘密があった
コストや時間といったあらゆる制限を設けていない「エピック フォージド スター」。そのテクノロジーを見てみよう。
A.軟鉄鍛造ボディ
軟鉄(S25C)の採用で打感がすこぶる良くなった
前作のステンレス鋳造から一転、軟鉄鍛造ボディを採用。この意図はもちろん打感の向上。ぶっ飛び系でありながら、それと感じさせない心地よいフィーリングを実現することに成功した。
B.メダリオン
厚みのあるメダリオンが振動を和らげる
メダリオンも単なるデザインにとどまらない。しっかりと厚みを持たせてパーツとして組み込むことで、衝撃、振動を吸収し、打感の向上に一役買っている。
C.360フェースカップ
芯が広くミスヒット時の飛距離ロスを防ぐ
もはやキャロウェイの伝統ともいえる「360フェースカップ」。フェースのたわみを最大化して、フェースセンターはもちろん、オフセンターヒットでも驚異的な初速性能をもたらす。
D.スピンコントロールVFTフェース
反発をルール限界にまで抑え込んだフェース
いったんCORの限界値を越えたものを造り、そこからフェースの厚みを変えることで反発を下げてスピン量を増やすという仕組みになっている。限界まで飛ばしながらもスピンをしっかり入れる構造だ。
E.ウレタン・マイクロスフィア
フェースのたわみを制限しないスポンジのような構造の樹脂
ボール初速やフェースのたわみを制限せずに打感を改善する液体状のウレタン・マイクロスフィアを注入。ローグ アイアンやAPEXアイアンでも採用されているテクノロジーだ。
F.サスペンデッド・エナジー・コア
タングステンウェイトを樹脂でくるんで適正位置に
タングステンウェイトを熱可塑性ウレタンで包むことで、最適な位置に正確に配することが可能に。また、タングステンとフェースやボディといった他の金属部分が直接当たらないことで振動を抑え、エネルギーロスも防いでいる。
平野 グリーンを狙うアイアンとして、より実戦的に進化した感じがします。それにしても7番で200ヤード。いったいどこまで飛んでしまうんでしょうね!(了)
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