インパクト前後にかけて、上体が直角に迫る「側屈」が特徴のホアキン・ニーマン。アスリートゴルファーの間で、いまトレンドになっている「側屈(サイドベンド)スウィング」に迫った。

サイドベンドは飛ばしと同時にミート率も上げてくれる

インパクト直後に折れ曲がった上半身が特徴的な20歳の新星、ホアキン・ニーマン。側屈を限界まで使ったスウィングは本人曰く飛ばすことよりもミート率を上げることが最大の目的だとか。

ホアキン ジュニアの頃にミケルコーチと相談しながら、効率的にインパクトするために作り上げたスウィング。飛距離アップではなく、狙ったところへ打つのが目的。詳しくはコーチに聞いてみて。

画像: ホアキン・ニーマン

ホアキン・ニーマン

ミケル ホアキンは体の柔らかさが特筆している。だからインパクトまで体が起き上がらずに我慢できて理想的なレベルにヘッドが落ちてくる。結果、限りなくスクェアにインパクトを迎えられるんだ。

ムキムキじゃないのに300ヤード

ワールド(World)側屈(Side Bend)ランキング(Ranking)=WSR
月刊ゴルフダイジェストが調査したWSRを発表。曲がる人こそ曲がらない。

画像: 側屈が強いスウィングほど、右腰と右わき腹の角度は小さくなる。ニーマンは直角に近い驚異の103.1度

側屈が強いスウィングほど、右腰と右わき腹の角度は小さくなる。ニーマンは直角に近い驚異の103.1度

【WSR1位】ホアキン・ニーマン チリの新風“側屈王子”
長らくアマ1位に君臨し、2018年トータルドライビング1位に輝く。
(ドライビングディスタンス300.1Y、FWキープ率61.58%

【WSR2位】ビクトル・ホブランド アマ世界ランク1位を引っさげて6月にプロ転向
ノルウェー出身の21歳。6月のプロ転向後は米PGAツアーで活躍中。
(ドライビングディスタンス304.3Y、FWキープ率64.29%

【WSR3位】ジャスティン・トーマス 米ツアー9勝の全米プロチャンプ
世界ランク9位。今シーズンは、優勝こそないがジェネシスOPで2位。
(ドライビングディスタンス301.8Y、FWキープ率61.75%

【WSR4位】トミー・フリートウッド 長髪がトレードマークの2017年欧州王者
英国出身の28歳。ミート率の高さが魅力のショットメーカー。
(ドライビングディスタンス298.7Y、FWキープ率63.41%

【WSR5位】ダスティン・ジョンソン 12シーズン連続優勝で永久シード!
世界ランク2位。今季はマスターズと全米プロで2位フィニッシュ。
(ドライビングディスタンス312.1Y、FWキープ率55.36%

画像: ムキムキじゃないのに300ヤード

サイドベント打ちのコツ

【コツ1】右わきはずっと締めたまま下ろす

ホアキン 右わきを締めながらレベルに振ろうとするから自然に側屈されます。意識は主に下半身。

画像: 「右わきを締めたまま、スパインアングルを保って振り抜きます」(ニーマン)

「右わきを締めたまま、スパインアングルを保って振り抜きます」(ニーマン)

【コツ2】腰を回しながらスクワットするイメージ

ホアキン 腰を勢いよく回転させ、ダウンスウィングからフォローまでスクワットする意識。

画像: 「右股関節が軸です」

「右股関節が軸です」

横回転に加えて縦回転が使えるから飛距離アップ

横回転は軸を作り、体の回転を使って飛ばすスウィング全般に使われる力。これに加え縦回転も使うことで、ダウンスウィングで重力も利用できるのが魅力。

画像: 横回転に加えて縦回転が使えるから飛距離アップ

サイドベント打法はこんな人に向いてます!

・・つい手打ちになって球が散る
・・体を硬い人は柔軟性をつけて

「側屈女子」はみんな飛ばし屋!

FWキープ率が高まった理由はコレ

女子プロでは原英莉花がインパクト直前から体を側屈させて打つことでショットの安定感が高まった。今をときめく渋野日向子も側屈が特徴のひとり。

画像: 原英莉花

原英莉花

画像: 渋野日向子

渋野日向子

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