いつも仲よさそうなチーム芹澤の面々だが、仲間であると同時にライバルでもある、緊張感のある関係なのだという。個人競技ゆえ、練習なども個人行動になりがちなコルフだが切磋琢磨し合える関係は大事。今週の通勤GDは芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」の第44回目。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

若手の成長

チーム芹澤には、高柳直人くんと岡崎錬くんという将来有望な男子プロが2人います。高柳くんは、東北福祉大出身の31歳で、爆発力のあるゴルフが魅力。

でも僕らから見ると、まだスコアメ—クが下手で、とてももったいない。でもマネジメントというのはなかなか自分だけでは身につかないものなんですよね。西山ゆかりくんのときのように、僕がキャディバッグを担いで試合に出る機会を作ってあげられるといいんですけどね。

マネジメントの本質は考え方のクセ

これはアマチュアにも言えることですが、マネジメントって、ごく普通のことに気づけるかどうかなんです。

「そのまま打って少し薄かったらバンカ—に入るよね」とか「ピンを狙って風に流されたらどうなる?」っていうのは、他の人に言われれば当たり前のようにわかるけれども、いざ自分がボールの前に立ってショットを打つとなると、そういう思考がルーティン化されていないと難しい。

画像: チームセリザワ ゴルフアカデミー

チームセリザワ ゴルフアカデミー

画像: チームセリザワ 藤田寛之と宮本勝昌

チームセリザワ 藤田寛之と宮本勝昌

画像: チームセリザワ 西山ゆかり

チームセリザワ 西山ゆかり

画像: チームセリザワ 高柳直人と岡崎錬

チームセリザワ 高柳直人と岡崎錬

考え方のクセをつけることが、マネジメントの本質なんです。20歳の岡崎錬くんはまだこれからの選手で、ポテンシャルは高いので、将来が楽しみです。

彼とは「最低でも280ヤードのスウィングを作ろう」というのをテーマに、スウィング作りに取り組んでいます。

ツアーで勝つためには、ドライバーである程度以上の飛距離を、曲げずに狙っていく技術が不可欠になります。これからのツアーはさらにパワーゴルフの時代に突入していくので、そこで求められる距離のアベレージも、昔とは段違い。

スウィングを整えると飛ぶ

そう考えると、僕はあの時代だから活躍できたという側面は否めませんよね。曲げずに狙う平均飛距離をアップさせていくには、スウィングのレベルアップ以外に方法はありません。

パワーだけ上げてクラブを速く振れるようになっても、スウィング軌道が安定しなければ曲がってしまって勝負になりません。これはアマチュアも同じ。パワーがなくてもスウィングを整えれば、誰だって250ヤードは飛ばせるんです。だからこそ、基本の練習って大事なんですよ。

【通勤GD・今日のポイント】スウィング作りに絶対必要なドリル

【ドリル①】 セリザワメソッドの基本“ビュンピュン素振り”

スウィング作りの基本中の基本は「ビュンビュン素振り」。ベタ足で、肩から肩の振り幅を連続で左右対称に振り続けることで、自然と回転の軸が生まれ軌道が安定する。

画像: スウィングを整えると飛ぶ

【ドリル②】 レペルスウィングの習得には3Wティアップ打ちが最適”

セリザワメノッドの基本となる「レベルスウィング」を身につけるには、ティアップした球を3Wで打つ練習がいちばん。腰を水平回転させ、ボールだけをクリーンに打つことで、自然とレベルな回転が身につく。

画像: 3Wをティアップして打つドリル

3Wをティアップして打つドリル

画像: ティアップした球を打つと軸と回転が身につく(チームセリザワの高田プロ)

ティアップした球を打つと軸と回転が身につく(チームセリザワの高田プロ)

月刊GDより

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画像: golfdigest-play.jp
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