読者投票、名場面1位「とんぼの作文」
外の世界へのトラウマから島を出ることを頑なに拒んできたとんぼが、イガイガやつぶら、クタさんとの出会いを通じ、島を出ることを決意。夏休みの宿題の作文で、思いのたけを綴ったシーンが感動を呼んだ。(第56話 単行本7巻)
「作文をのめり込んで読んでしまい、最後はこれからのとんぼを応援したくなりました」(埼玉県・50代男性)
「最後の一行と、その作文を読む島の人々がいいですね」(東京都・60代男性)
「泣いたなあ。子どもが一歩成長した感じに心うたれた」(愛知県・50代男性)
「島を出る理由を書いているのではなくて、出たい理由になっている……生きる理由って、そういうシンプルな勇気だと思います」(大阪府・40代女性)
①「悪礫島に行くフェリーに乗る前と、帰ってからの顔の変化。そしてあの作文。家族同然の島民たちを驚かせたところは、私も驚き、泣けてきました」(北海道・40代男性)
②「まるで無声映画を観ているかのよう。思わず引き込まれた」(栃木県・30代男性)
名場面2位「ゴンじいの涙」
とんぼが島を出る前夜、ゴンじいはひとり酒をあおりながら思い出にふける。そして出発の日、普段は無口なゴンじいが、去りゆくとんぼに向かって泣きながら叫んだ瞬間、誰もがもらい泣きを禁じえなかった。(第62話 単行本7巻)
「とんぼが島を離れる時にゴンじいが言った言葉が忘れられない。私も娘たちが離れるとき同じような言葉をかけてあげられるか心配」(茨城県・40代男性)
「ゴンじいのそれまで溜めていた想いがすごく伝わった」(三重県・30代男性)
「ゴンじいに育てられ巣立つシーンは間違いなく涙腺崩壊です」(神奈川県・60代男性)
「ゴンじいの涙は意外過ぎてめちゃくちゃ泣いた。感動以外ない」(東京都・40代男性)
名場面3位「島さん義父の愛」
九州女子アマに出場したママさんゴルファー島道子。自分が運転する車の事故で夫と義母を亡くしてしまったことで思い悩んでいたが、試合からの帰宅後、義父の「道子さんも自分の大事な娘」という言葉を聞き、涙。(第88話 単行本10巻)
「島さんのゴルフに対する思いを、実は義父もちゃんと理解していてくれたことに感動。普段は口に出さなくても、島さんが家事や育児を頑張っているのをちゃんと見ていてくれたんですね」(愛知県・30代男性)
「親というものの愛情の深さを痛感させられる。私も島さんと同じくらい嗚咽しながら読んでました」(東京都・40代男性)
「今まで後ろ髪を引かれながらゴルフをしていた島さんがお義父さんの本当の気持ちを知り、予選落ちはしたけど、心から島さんが救われて本当に良かった。10巻は読む度に号泣します」(埼玉県・20代男性)
名場面4位「九州女子、とんぼの第1打」
島を出る決意をしたとんぼが、ついに初めての試合「九州女子アマ」の舞台に立つ。「島まで届かせるつもりで」放った渾身の一打は、周囲の度肝を抜くビッグドローでフェアウェイをとらえた。(第81話 単行本10巻)
「ハジメの言葉やつぶらの言葉、とんぼの表情で覚悟がすごく伝わってきた。絵の迫力がたまりません!」(大分県・50代男性)
「とんぼの想いがすべて詰まった渾身の1打。この1コマがとんぼのすべてを語っていると言っても過言ではありません」(東京都・30代男性)
「緊張したとんぼがとにかく高く大きい球を打つことに集中していた。フェアウェイキープだけがゴルフじゃないと思った」(群馬県・30代男性)
名場面5位「島さんの人生訓」
スコアを崩して投げやりになっている同伴者に対し、島さんは「ミスはすぐ取り返す必要はない」「生涯の平均ストロークを1打でも良く」「置かれたライで精一杯プレーするしかない」と諭した。(第87話 単行本15巻)
「ラウンド中大叩きしてイライラすることもありましたが、島さんと出会ってゴルフに対して、はたまた人生に対しての考え方が変わりました。本当に感謝です」(埼玉県・20代男性)
「ゴルファーとして考えさせられる一言だった。一生の趣味でもあるし、その日のスコアで一喜一憂することの小ささを感じた。ミスショットした後に、自分に言い聞かせるひと言となっている」(東京都・30代男性)
「『生涯の平均ストローク』というセリフに自分の人生を振り返りました」(神奈川県・40代男性)
名場面6位「つぶらの優勝パット」
とんぼ、つぶら、キキの3人による大混戦となった日本女子アマ。最終ホールで1.5mのイーグルパットを残したつぶらは、難しいラインを見事に沈め、優勝。夢への大きな一歩を踏み出した瞬間だった。(第224話 単行本未収録)
「ついにつぶらが歯車を回したシーンに感動した」(岡山県・40代男性)
「これまでの苦労が報われ、若い女性が自力で人生を動かした姿に感動」(大阪府・50代男性)
「心から祝福したい気持ちになった」(東京都・50代男性)
名場面7位「ひのきの告白」
九州女子アマ2日目、ひのきは5番ホールのセカンドでうっかりボールを動かしてしまったことを申告せず、プレーを続行。しかし最終日の18番、勇気を振り絞ってギャラリーの前で自分の過ちを告白した。(第125話 単行本14巻)
「これまでゴルフをやらされていたひのきの心が切り替わった瞬間」(愛知県・50代男性)「泣きながら、とんぼやエマやつぶらみたいなゴルファーになりたいと自分の過ちを正直に告白し、辛い事も隠さず生きる人生を選んだひのきに感動」(愛知県・40代男性)
「スコアや成績、父の顔色ばかり気にしていたひのきだが、とんぼの素直さに気持ちを動かされたのが感動した」(静岡県・10代女性)
名場面8位「エマ、魂の1打」
九州女子アマ最終日・最終ホール。バーディが必須という場面で、エマのティショットは左の林へ。上方にわずかな隙間を見つけたエマは、カート道路から8番アイアンで高い球を打つことを選択。(第122話 単行本14巻)
「紆余曲折を乗り越えた、執念の一打にかける思い。すごい、と思いました。この後パターが折れるシーンも加わって、まだゴルフの神は試練を与えるのか……この上げ下げにも、ドキドキしました」(愛知県・40代男性)
「ケガを負い苦しい思いをしながらもそれを乗り越えて必死に戦う姿に心を打たれた」(静岡県・10代女性)「ケガを負い苦しい思いをしながらもそれを乗り越えて必死に戦う姿に心を
打たれた」(静岡県・10代女性)
名場面8位「インテンショナルシャンク!」
九州女子アマ最終日、トップと3打差で迎えた15番ホール。とんぼは初めてプレッシャーを覚えるも、プレッシャーを認め、安全策ではなく勝負の「インテンショナルシャンク」を選択。ミラクルバーディにつなげた。(第116話 単行本13巻)
「これまでの連載の中でも随一のスーパーショットだったと思います。思いもよらぬショットに度肝を抜かれました」(東京都・30代男性)
「とんぼが初めて追い詰められて、プレッシャーの中での勝負をかけたショットにしびれた」(東京都・30代男性)
「競技ゴルフへの扉を開けた印象的なシーンでした」(東京都・50代女性)
名場面10位「ブンペイ一世一代のプロポーズ」
島のマドンナ、洋子に想いを寄せるブンペイが、前代未聞の共同浴場でのプロポーズ。ブンペイの真っすぐな想いが伝わり、見事プロポーズ成功!(第60話 単行本7巻)
「アイスを渡すことしかできなかったブンペイが勇気を出し一世一代の告白を風呂場でしてしまう。不器用なブンペイらしい場所だと思うと同時にこれも涙腺崩壊でした」(千葉県・40代男性)
「他人のために人生の決断をする、そんなシーンにしびれました」(北海道・40代男性)
名場面10位「クラブ屋の意地」
クラブメーカー「ピン」の嘉良(から)と鳥尾(とりお)。イガイガにクラブを突き返されるも、クラブ屋の意地でとんぼの3鉄と同じシャフトを探し出した。(第152話 単行本17巻)
「メーカーのプロ魂で、相手の期待を上回るものを組み上げ、自分たちの夢を託しているところ」(埼玉県・50代男性)
「クラブ屋としての意地だけではない、温かな思いが胸を打ちます」(鹿児島県・40代男性)
【番外編】作者が選んだ名シーンは?
作画の古沢優さんが選んだ名場面ベスト3
「3つに絞るのは難しいですが、みなさんとかぶらなさそうな場面を選んでみました」(古沢)
【シーン1】島の女性のやさしさ
お腹の傷を告白した洋子に対する島の女性たちのやさしさに感動。「下描き時、ペン入れ時、仕上がり時、何度も泣きました」(第59話 単行本7巻)
【シーン2】停電の夜に
停電した部屋でつぶらが生い立ちを話すシーン。「不気味さとつぶらの悲壮感が相まってドキドキ感が増す」(第36話 単行本4巻)
【シーン3】中瀬支配人のことば
ひのきの不正に関して中瀬支配人が「ゴルフは紳士淑女を“育てるスポーツ”」と発言。「私も本物の紳士を目指します!」(第127話 単行本15巻)
原作のかわさき健さんが選んだ名場面ベスト3
「原作者なので、どうしても絵がいいなあと思うシーンを選んでしまいますね」(かわさき)
【シーン1】イガイガ丸出し
イガイガがお腹を下し、林の中で……。すると大量のブト(ブユ)がお尻を襲う。「あの絵のインパクトは強烈!(笑)」(第59話 単行本7巻)
【シーン2】ゴンじいのガッツポーズ
試合でとんぼが追い上げていることを島の放送で聞いたゴンじいがガッツポーズ。「引きの構図にゴンじいらしさが滲み出ている」(第59話 単行本7巻)
【シーン3】トビウオ満開
産卵のために大量のトビウオが島の近海に接岸。ゴンじいの船の上を乱れ飛んだ。「このシーンは額に入れて飾りたい」(第59話 単行本7巻)
キャラクターベスト10
名場面のアンケートとともに、キャラクターの人気投票も実施。4位のエマまでは順当といえるが、なんと5位にブンペイが入るという波乱(?)も。
第1位 大井とんぼ「やたーー!」
第2位 五十嵐一賀「お、オレでいいのか」
第3位 安谷屋つぶら「次は負けないさー」
第4位 栗須エマ「光栄です」
第5位 ブンペイ「みんなわかってるだやー」
第6位 ゴンじい「ワシもまだまだ捨てたもんじゃないの」
第7位 音羽ひのき「本物のゴルファーになります」
第8位 島さん「置かれたライで精一杯!」
第9位 二子女「次こそ勝つ!」
第10位 中瀬支配人「私にもファンがいるなんて」
週刊GD2019年8月20・27日号より
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