今シーズン、7月頭の「ニッポンハムレディスクラシック」から予選通過を続けて徐々に上位に進出、ついに「CAT Ladies2019」で初優勝を挙げた淺井咲希。黄金世代のひとり、彼女のクラブセッティングを紹介。
1Wのヘッドは「スリクソンZ785」。「とにかく飛ぶ」を探して決めた「エボⅥ」
安定した成績を残せている要因は「ドライバーのシャフトを替えたこと」と本人は言う。
「シーズン中盤になって、体に疲れが溜まって振れなくなっていたんです。ヘッドが走らず飛距離が落ちて…。そこで、ヘッドが走るシャフトを探していたら“エボリューションⅥ”がめちゃくちゃしっくりきたんです」
「振れていたときよりも飛距離が伸びたように感じています。ヘッドが走ると、球が自然につかまるので、強い弾道で飛ばすことができるようになりました」
淺井がクラブに求めることは実にはっきりしている。とにかく“飛ぶ”ことだ。
「私は、ヘッドをポンと置いたときにスッと真っすぐ構えられるクラブが好きです。クラブを選ぶ基準はそこからスタートするのですが、あとはもう結果。そこをクリアできれば、とにかく飛ぶものがいい」
「飛距離は大きなアドバンテージになることは間違いないです。同年代の子がたくさん活躍しているので、私も追いつけるように頑張りたい」
ウッドは「ピンG410」
淺井は、渋野、勝、小祝などと同じ黄金世代。まわりの活躍を喜びながらも刺激を受けているという。そして、初優勝に見事つなげた。
2年以上愛用する2本「スリクソンZ H65」
アイアンは距離+やさしさ。「スリクソンZ585」
飛距離が伸びて50度をプラス。50・52・58度の3本体制
パットの理想は「勝手に真っすぐ」動いてくれる「スパイダーX」
淺井咲希流“飛ばし重視の14本”
PHOTO/Shinji Osawa
週刊GD2019年9月10日号より