藤田寛之のバッグにヤマハの新ドライバーRMX120が入っていた。以前から、いいクラブに出会えればシーズ中でもスイッチすると話していた藤田。現在のクラブセッティングを覗いた。
新ドライバーは「RMX120」。かなり飛んでいると思います
まだテスト段階だという、ヤマハの新作ドライバー「RMX120」。前モデルと打ち比べている様子だったが、進化した飛距離性能には好感触だという。
「新しいモデルは、かなり飛んでいると思います。それに、フィーリングも悪くない。あとは実戦で数字として結果をどれだけ出していけるかだけだと思います」
6月に50歳を迎え、藤田もシニア世代。現状はレギュラーツアーを中心に戦うが、最近のシニアツアーでも飛距離隆盛時代となっている。
「昔は自分で操作していろんな球筋を打ち分けるのが好きでした。でも、今のクラブでそれをやろうとしたら、ただ飛ばなくなるだけ。今は"とにかく真っすぐ300ヤード"の時代です。昔のこだわりは捨て、飛距離を求めていきますよ」
飛距離が出て距離感もいい「RMX020プロト」アイアン
アイアンは春先からバッグに入れているニューモデルのプロトタイプを使い続けている。
「フィーリングが良く、飛距離面でも問題ないですよ。ハードなものよりも多少やさしいほうがいい。僕ももう年ですから(笑)」
レギュラーツアーでの優勝を見据え、新しいものを取り入れ続ける。挑戦し続ける藤田の後半戦に注目だ。
3Wは「TS2」、5Wは「RMX」。コントロールに加えて飛ぶ性能を重視
距離が伸びているコースセッティングでは、セカンドショット以降のロングショットの精度を高めることも課題。フェアウェイウッドの飛距離も重心している。
ウッド感覚よりもアイアン感覚「タイトリスト818 H1」
操作性がいいと話すタイトリスト「818 H1」。ボールの上がり方と止まり方、そして飛距離のバランスを重視して選んだモデル。
このフィーリングは譲れない「ボーケイSM7」。53度と58.5度
感覚が衰えない限りピンタイプ。「スコッティキャメロン プロト」
飛距離にこだわる14本
PHOTO/Hiroyuki Okazawa
週刊GD2019年9月24日号より