急な雨、グローブ交換を怠ってOB連発。日本アマの予選初日
私にも忘れられない嫌な記憶が残っています。ちょうど日本アマ20年連続出場の予選初日ラウンド中にゲリラ豪雨に当たり、1ホールでOBを2発打って決勝マッチプレーに進めなかったのです。
グローブが濡れてしまい、全天候型のグローブをバッグの背袋に入れていたのにもかかわらず替えるのを怠ったのです。起こり得るあらゆる事象に対しての準備が出来ていなかったことを後悔したものです。
皆さんもまずは雨に備えてグローブの替えやタオルの準備はしっかりしておきましょう。また、できれば晴雨兼用の軽量傘を持たれることをお勧めします。とくにこの時期は日傘を使うと体力の消耗を防げますし、急な雨にも対応できます。
また、急に雨が降ってきたときのグリップ以外の注意点ですが、ボールとフェースの間に必ず水が入りますので、スピン量が減りやすく、球離れが速くなりがちです。
多くの方がボールがすっぽ抜けたように右に飛びやすいですし、それを嫌ってリストを多めに使うとボールが浮きにくくキャリーが出なくなります。
アイアンの番手を上げるのも1つの対策かもしれませんが、ロフトが立つということは。キャリーが出にくいということとボールが右に滑りやすくもなりますので、あまり良い対策とは言えないかもしれません。
私の場合はキャリーが出なくなるのを嫌って、普段以上にインパクトで右手が左手の上に来ないように振っていきます。感覚的にはインパクト後に右手のひらが空を向くイメージです。そうするとキャリーの距離が落ちにくいと思います。ただしボールが右に飛びやすいので、若干左を狙っておきましょう。
フェース上でボールがスリップ状態となり(車でいうところのハイドロプレーニング現象)、ドロップ気味になることは想定内と考えましょう。番手を上げてなければ大きなケガにはならないはずです。
あとはやっぱり「打ち急ぎ」への注意でしょうか。ゲリラ豪雨だと濡れることは覚悟しないとしょうがないですよねえ。
田村尚之ゴルフQ&A
バックナンバーはこちらから↓
書籍はこちらから↓