感覚を頼れば脱力できて動きもよくなる
今野 これら紹介する方法は、とくに、考えすぎる人、イップス気味の人、スロープレーと言われたことがある人は試したほうがいいでしょう。やはり、感覚に頼ることを身につけてほしいからです。そのための練習法を紹介します。
【練習法1】ティアップ連続打ち
オートティアップを利用し、出てくるボールを次々と打っていく。連続アプローチと同様、スウィングについての考えを排除するため、誰かと「今日、晩御飯は何にする」などと雑談しながら行うのが、よりオススメ。スウィングの細かいことを完全に排除した状態でサッサッと打ってみるのがポイントだ。
【練習法2】ボックス3秒スウィング
今野 ボックス3秒スウィングは、『シンキングボックス』と『ヒッティングボックス』を明確に分け、“時短”で打つ練習。スウィングの細かい部分を考えずに打てるようになると、一瞬だけ大きな違和感がポンと入ってくることがある。今クラブが寝たなとか、ゆるんだなとか、ひざが流れたとか、肩が開いたとか、ミスショットの原因が大きな1項目に絞れるんですね。これは大きな発見です。
【練習法3】構えてサッと打つラウンド
今野 ルーティンすらなくし、「構えてサッと打つ」ラウンドも、ぜひ体験してみてほしいです。ハーフでもいいんです。『ヒッティングボックス』では考える時間などないので、ボールに行くまでに歩きながら、しっかり状況判断と次のショットのイメージをしていくことができるようになる。決断も早く、シンプルになります。
【練習法4】クラブの本数を減らしてラウンド
今野 クラブ選択では悩まないし、クラブ1本あたりが請け負う役割が大きくなるので、イチイチ形を考えられなくなるんです。直感的にやらなくてはいけなくなるので、理屈というものが1度流れていく。これだけでも大きい。余計な情報が減り、最終的にはターゲットを狙うほうが大事なんだと感覚で理解できるようになります。
今野 「構えてサッと打つ」ゴルフを徹底してみると、思わぬ上達のヒントがあります。何より、プレーファストになり、マナーがよい人と思われるのもよいですよね。(了)
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