2018年にCATレディースで初優勝、今季の日本女子オープンでは2位タイに入る活躍をみせた大里桃子。黄金世代のなかでも注目のひとり、活躍を支えるクラブセッティングとクラブの工夫を聞いてみた。
画像: おおさとももこ/1998年生まれ熊本県出身。2018年プロテスト合格、同年のCATレディースでツアー初優勝を遂げた。先日の日本女子オープンでは2位タイに入る活躍。2勝目が期待される黄金世代のひとり

おおさとももこ/1998年生まれ熊本県出身。2018年プロテスト合格、同年のCATレディースでツアー初優勝を遂げた。先日の日本女子オープンでは2位タイに入る活躍。2勝目が期待される黄金世代のひとり

日本女子オープンでとり戻した自信

大里のクラブ選びはシンプルで、ずばり「左にいかない」ことだと言う。

「私は調子が悪くなると、左に引っかけることがあるんです。これはスウィングの問題ではあるのですが、クラブもつかまりすぎてしまうと、それが怖くなって振れなくなる」(大里)

「だからクラブには、左に飛ばないことを求めています。今使っているクラブは、思い切り振っても左への引っかけが少ないので、安心して振れるようになっています」

ドライバーはつかまりすぎない「ツアーB XD-3」

画像: ドライバーの平均飛距離は239ヤード(10月17日時点)

ドライバーの平均飛距離は239ヤード(10月17日時点)

引っかけの対策はフェアウェイウッドにも施されている。

「5Wになると、急につかまりすぎてしまうんです。だから、ロフトは5Wのまま、長さを3Wと同じ43インチにしました。4Wとして使っていますが、長くすることで引っかけが少なくなりました。これも調子が戻ってきた要因です」

「ツアーB XD-F」5Wを長尺化して4Wとして使う

画像: 5Wを3Wの長さにして使用している。引っかけがなくなり弾道が安定した

5Wを3Wの長さにして使用している。引っかけがなくなり弾道が安定した

前半戦はショットとパットの不調から予選落ちが続いたが、女子オープンで2位タイになったことで、大里は自信を取り戻した。

「今、不安はありません。もっと優勝争いをして、心地よい緊張感を味わいたいです!」

どんなライからでもソールが滑る「ピンG410」

画像: 180~200ヤードは大里にとって狙う距離。ラフからでもソールが滑るUTが武器になる

180~200ヤードは大里にとって狙う距離。ラフからでもソールが滑るUTが武器になる

アイアン好きだから、
5番から「ツアーB X-CB」

「私の生命線はアイアンショット。昔からアイアンが好きなので5Iを入れています。アイアンからスコアを作るのが私のゴルフです」

画像: 5I~PWまで「ツアー-B X-CB」

5I~PWまで「ツアー-B X-CB」

画像: 5Iの顔

5Iの顔

画像: アイアンのシャフトはNSプロ950GHネオ

アイアンのシャフトはNSプロ950GHネオ

画像: パーオン率は68.44%(35位/10月17日時点)

パーオン率は68.44%(35位/10月17日時点)

ロフト50度を1度立てた
49度と58度の2本

画像: ウェッジはロフトを1度立てた49度と58度の2本。グリーン周りは58度でカバーするが、転がしは49度

ウェッジはロフトを1度立てた49度と58度の2本。グリーン周りは58度でカバーするが、転がしは49度

「VAULT2.0 Bブレード」にスーパーストロークグリップ

画像: ブレードヘッドとスーパーストロークの組み合わせ

ブレードヘッドとスーパーストロークの組み合わせ

アイアン感覚で打ちたいから、UTはスチールシャフト

画像: アイアン感覚で打ちたいから、UTはスチールシャフト

PH/Shinji Osawa

週刊GD2019年10月29日号より

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