2019年9月のライザップKBCオーガスタでツアー初優勝を飾った比嘉一貴。日本オープンでも上位で活躍、ドライバーを抜いて難コースの古賀GCに挑んだ、特別なクラブセッティング。
日本OPではドライバーを抜いた
比嘉の実力の高さは周囲の誰もが認めるところで、彼のプレースタイルは、とにかく思い切りがいい。そんな思い切りのよさはクラブ選びにも反映されている。先日古賀GCで行われた日本オープン。ここで比嘉はドライバーをバッグから抜く奇策をとった。
勝負の武器、ブリヂストンJGRの3W、15度
「練習ラウンドをした結果、ここでは必要ないと割り切りました。ドライバーを使ってナイスショットをしても、それが必ずバーディにつながるわけじゃない。古賀では、それよりもフェアウェイから高い球を打ってボールを止めることが要求されるんです」
身長158センチとツアーの中では小柄な比嘉だが、その小さい体にはゴルフに必要な緻密さが詰まっている。日本オープンの結果は5位に終わったものの、今季最難関コースと言われた古賀を比嘉流で戦い抜いた。コースに合わせてクラブを入れ替えるという比嘉の柔軟さはわれわれアマチュアも見習うべき。
硬いグリーンもUTなら攻略できる
ドライバーを抜いて、UT3本、ウェッジ4本のセッティングで挑んだ比嘉。グリーンを狙うクラブの厚み、ショートゲームの重要性を重視したセッティングとなった。
高さが出せて楽に飛ぶ「ツアーB X-CB」アイアン
ウェッジは不動の3本「ツアーB XW-B」
手の感覚を消しオートマチックに打ちたい
ビッグドライブよりも“270Y真っすぐ”を選んだ
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊GD2019年11月12日号より
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