マッスルバックから超飛び系アイアンまで、いま市場を賑わせる新作アイアン30モデルを横田英治プロが徹底試打。飛び様をトラックマンでデータ化することで明らかなになった性能を見れば、自分にぴったりのアイアンが見つかるはずだ。

いまどきアイアンの飛び様は4つ。
打ちたい弾道イメージで狙っていこう

画像1: いまどきアイアンの飛び様は4つ。 打ちたい弾道イメージで狙っていこう

アイアンにとって飛距離や止まり度は重要なポイントだが、それらを決めるのは打球の飛び様だ。試打を担当した横田英治プロは、「ピンに向かってどんな球筋、高さ、スピンの加減で飛んでいくのか分からないと、やっぱり怖い。各モデルの飛び様をみてアイアン選びの参考にしてほしいですね」と試打の成果に胸を張る。

自分が求める飛び様と一致するモデルを選びたい(横田)
「グリーンに乗せたいとき、グリーンの一定エリアを狙うとき、打球がどういう飛び方をしてターゲットをとらえるか。そのイメージに合うアイアンを選ぶべき。出だしのスピードや高さが自分の感覚に合っていないと違和感があります」

画像2: いまどきアイアンの飛び様は4つ。 打ちたい弾道イメージで狙っていこう

620MB(タイトリスト)

画像1: 620MB(タイトリスト)
画像2: 620MB(タイトリスト)

分厚い打感と操作性を持つシンプルなマッスルバック。「最高レベルのスピンが利きホップしてからゆっくり落下傘降下する」

APEX PRO(キャロウェイ)

画像1: APEX PRO(キャロウェイ)
画像2: APEX PRO(キャロウェイ)

上下・左右と打ち分けられて、ずっしりとした分厚い打感。「打ち出しも最高到達点も高くて、弾道の頂点が奥へ。ストンと落ちた」

620CB(タイトリスト)

画像1: 620CB(タイトリスト)
画像2: 620CB(タイトリスト)

スクェアにセットしやすい直線的なラインとフォルム。「高めに出てからゆっくり飛んで、落ち際までスピンをキープする」

T100(タイトリスト)

画像1: T100(タイトリスト)
画像2: T100(タイトリスト)

顔立ちがシャープな芯が広いマッスル感。「弾道の頂点がなだらかですが、重くて落ち着いた飛び方で安心できる」

オノフフォージド黒(グローブライド)

画像1: オノフフォージド黒(グローブライド)
画像2: オノフフォージド黒(グローブライド)

アスリートが打ちやすい中空アイアン。「打ち出しが高いし、スピンが入ってあまりほどけない。結果、止まる」

TW-MBローズPROTO(本間)

画像1: TW-MBローズPROTO(本間)
画像2: TW-MBローズPROTO(本間)

芯を喰いやすいヘッドで狙い通りの球で攻められる。「飛び出しも弾道の頂点も高くて、グリーンの上から垂直に落ちる」

RMX020(ヤマハ)

画像1: RMX020(ヤマハ)
画像2: RMX020(ヤマハ)

プロ好みのヤマハ顔と球持ちのいい打ちごたえ。「出だしでポンと上がり、スピンでスーッと伸びてからグリーンへ急降下」

MizunoPro120(ミズノ)

画像1: MizunoPro120(ミズノ)
画像2: MizunoPro120(ミズノ)

思いのままに操れるシャープなマッスル。「高めに落ち着いて飛んでいき、スピンを保ってゆったり落下する」

ブループリント(ピン)

画像1: ブループリント(ピン)
画像2: ブループリント(ピン)

小回りが利いて操りやすいアスリート向けのマッスル。「出だしが高くてスピンがしっかり入った、糸をひくように伸びる球」

スリクソンZフォージド(ダンロップ)

画像1: スリクソンZフォージド(ダンロップ)
画像2: スリクソンZフォージド(ダンロップ)

マッスルのフィーリングとキャビティのやさしさが合体。「Aタイプとしてはスピンが抑えめでも、持続して浮力があった」

画像3: スリクソンZフォージド(ダンロップ)

APEX(キャロウェイ)

画像1: APEX(キャロウェイ)
画像2: APEX(キャロウェイ)

見た目、やさしさ、操作性などハイバランスなモデル。「目線よりやや高く出たものの、抑えの効いたラインが出せる球質」

HI540(フォーティーン)

画像1: HI540(フォーティーン)
画像2: HI540(フォーティーン)

狙った方向へ打ち出してブレない球で攻められる。「飛び様はまさに中スピン・中弾道で風が吹いても安定しそう」

EZONE CB701(ヨネックス)

画像1: EZONE CB701(ヨネックス)
画像2: EZONE CB701(ヨネックス)

飛んで曲がりづらくて吸い付くフィーリング。「ライナー系の打球で速くて風の影響を受けにくいが、弾道の頂点は奥め」

ツアーB JGR HF3

画像1: ツアーB JGR HF3
画像2: ツアーB JGR HF3

構えやすい飛び系顔でターゲットへ一直線。「スピン少なめでフラットな中弾道でも落ち際の角度がついている」

画像3: ツアーB JGR HF3

MizunoPro520(ミズノ)

画像1: MizunoPro520(ミズノ)
画像2: MizunoPro520(ミズノ)

芯を外したときの寛容性がアップして球がブレにくい。「高弾道のカテゴリーだが、このモデルは抑えの効いた重い打球に」

T300(タイトリスト)

画像1: T300(タイトリスト)
画像2: T300(タイトリスト)

スピンが少なくて曲がらない、やさしさ満載のポケキャビ。「出だしも頂点も高めで、スピンがかかってややめくれてから落ちた」

TW XP-1(本間)

画像1: TW XP-1(本間)
画像2: TW XP-1(本間)

ストレートキャリーでターゲットをキャッチ。「Cタイプの中では高さがそこそこで、スピンが入って伸びていった」

G410(ピン)

画像1: G410(ピン)
画像2: G410(ピン)

グリーンめがけてストレートに飛んでいく。「打球が伸びながら上がり、やや手前めで高さの頂点をむかえる」

T200(タイトリスト)

画像1: T200(タイトリスト)
画像2: T200(タイトリスト)

大型ヘッドのドライバーとマッチするストレート弾道。「出だしもピークも高いヤマ型の弾道に。飛んで止まるという印象」

MizunoPro920(ミズノ)

画像1: MizunoPro920(ミズノ)
画像2: MizunoPro920(ミズノ)

軟鉄一枚モノで打感と機能を追求。「高く飛びだしてからスピンでスーッと上昇。キレイな高弾道」

i210(ピン)

画像1: i210(ピン)
画像2: i210(ピン)

世界のメジャーを制した小ぶりでやさしいアイアン。「出球がかなり高くて、スピンで弾道曲線のピークがより高まった」

RMX120(ヤマハ)

画像1: RMX120(ヤマハ)
画像2: RMX120(ヤマハ)

シンプルなプレースタイルのアスリートにうってつけ。「30本の中で頂点の高さも落下角度の大きさもNo.1のハイキャリー」

P・790(テーラーメイド)

画像1: P・790(テーラーメイド)
画像2: P・790(テーラーメイド)

ストレートな弾道でターゲットを狙い打ち。「かなり高く打ち出して弾道の頂点も高いし、左右のブレが少ない」

TC560(フォーティーン)

画像1: TC560(フォーティーン)
画像2: TC560(フォーティーン)

軟鉄一枚モノの素直さにつかまりやすさを味つけ。「Cタイプとしては高さが抑えられたわりに、球が上から落ちた」

画像3: TC560(フォーティーン)

EPICフォージドスター(キャロウェイ)

画像1: EPICフォージドスター(キャロウェイ)
画像2: EPICフォージドスター(キャロウェイ)

前進力が高い! 直進性高く飛んでいく。「ドライバーでいうなら低スピンのライナー。風の下を潜るように飛ぶ」

インプレスUD+2(ヤマハ)

画像1: インプレスUD+2(ヤマハ)
画像2: インプレスUD+2(ヤマハ)

とにかく飛ばしたい!というゴルファーの夢を叶えてくれる。「出だしのスピードが速いしビッグアーチを描いた。球が落ちてこない」

ニューegg(プロギア)

画像1: ニューegg(プロギア)
画像2: ニューegg(プロギア)

UTみたいなやさしさで高初速・高弾道・低スピン。「高初速・高弾道・低スピンのビッグボール。球がグイグイ前へ行く」

Xフォージドスター(キャロウェイ)

画像1: Xフォージドスター(キャロウェイ)
画像2: Xフォージドスター(キャロウェイ)

軟鉄の一枚モノ。ロフトを立てて飛ばすことを求めた。「Dタイプの中ではスピンがほどよく入って、マイルドな飛び方に」

RMX220(ヤマハ)

画像1: RMX220(ヤマハ)
画像2: RMX220(ヤマハ)

やさしい飛び系としてのバランスが整っている。「30モデルの中で最高レベルの弾道高さと最も少ないスピン量に」

ニューeggフォージド(プロギア)

画像1: ニューeggフォージド(プロギア)
画像2: ニューeggフォージド(プロギア)

球が左に行きにくくて顔つきと打感もよし。「eggと似たような滞空時間の長い放物線弾道。推進力がある球」

同じ7番でも打ち方のアレンジが必要
インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

画像1: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

「タイプによってインパクトイメージが変わりますね。ロフトやソール形状の違いがあるので、各タイプの性能を生かすにはヘッドの入射角を変える必要がある。そのためにはボール位置、クラブのリリースポイントをアレンジしたいですね」(横田)

画像2: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

ボール位置真ん中。しっかり左にウェートシフト

画像3: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

ダウンスウィングでしっかりと左に体重を乗せながら、ダウンブローにインパクト。ロフトが立ちながらボールに当たります。

画像4: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

ボール位置やや左。ゆるやかダウンブロー軌道で

画像5: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

ロフトの立ちすぎを防ぐため、ほどほどのタメで、左への体重移動は少なめ。ゆるやかダウンブロー軌道でちょうどいい感じです。

画像6: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

ボール位置左め。早めにクラブをリリース

画像7: 同じ7番でも打ち方のアレンジが必要 インパクトポイントを意識して、クラブの性能を生かそう

ボール位置は左めで、体重移動は意識しない。早めにクラブをリリースして払い打ち感覚。シャフト垂直インパクトという感じです。

月刊GD2019年11月号より

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