左足上がりからの番手選びのコツ、正しい構え方と打ち方は分かった。では、ラフに入っている場合は、どう打つのか、引き続き佐藤英之プロに聞いた。
画像: 【解説】佐藤英之 1960年生まれ。東京都出身。キレのあるアイアンショットを武器に、96年のヨネックスオープン広島、優勝。現在、所属するセブンハンドレッドクラブでゴルフアカデミーを開校中

【解説】佐藤英之
1960年生まれ。東京都出身。キレのあるアイアンショットを武器に、96年のヨネックスオープン広島、優勝。現在、所属するセブンハンドレッドクラブでゴルフアカデミーを開校中

レッスン①はこちら↓

ラフの2大ミス
上に当たってショート、そしてダフリ

佐藤 番手選びも、傾斜なりにベタ足で打つのもフェアウェイと同じです。ただ気をつけてほしいポイントはあります。

GD なんでしょうか?

佐藤 ラフに入ったボールは、地面との間にすき間があって、いわばティアップした状態と同じなんです。でも、それを忘れてフェアウェイと同じように打つと、フェースの上めに当たって大ショートしてしまいます。

画像1: ラフの2大ミス 上に当たってショート、そしてダフリ

GD 心当たりがあります……。

佐藤 それと、左足上がりのラフからはとくにダフリのミスが出やすいんです。原因は、ラフの抵抗に負けまいとして右手で叩きにいくからです。そこで、ラフに入ったら、左手リードを意識すること。ティアップした状態と同じなんですから、払い打つイメージがピッタリです。

【ポイント①】ソールを浮かせてアドレスする

佐藤 ラフのボールは、地面との間にすき間があります。そのため、上からヘッドを入れると、フェースの上めに当たって大ショートしてしまいます。アドレスでは“ボールの高さ”を振れるようにソールを浮かせて構えます。

画像2: ラフの2大ミス 上に当たってショート、そしてダフリ
画像3: ラフの2大ミス 上に当たってショート、そしてダフリ

【ポイント②】左肩を支点にしてスウィングする

佐藤 左足上がりのラフからダフりやすいのは、ラフの抵抗に負けないように強く叩こうとするから。左肩を支点にして左手リードのイメージでスウィングすれば、ダフリを防ぐことができます。

画像4: ラフの2大ミス 上に当たってショート、そしてダフリ
画像5: ラフの2大ミス 上に当たってショート、そしてダフリ

ピンが左なら2番手上げて軽めヒット!

GD 同じ100ヤードの打ち上げでも、ピン位置によって攻め方が変わりますよね?

画像: ピンが左なら2番手上げて軽めヒット!

佐藤 ミスするならどこが安全か、いってはいけないのはどこかを判断して、狙うポイントを決めます。

佐藤 ピンの根元が見えない状況は、距離と方向を合わせるのが難しくなるので、ピン位置にかかわらずグリーンに乗せることを優先させます。ピンよりも内側(センター寄り)を狙うのが基本ですね。

画像: 狙いはワンピン右。寄せにくい左へのミスを避けるために、もう1番手上げて軽めに打つ

狙いはワンピン右。寄せにくい左へのミスを避けるために、もう1番手上げて軽めに打つ

画像: ワンピン左狙い。右からは寄せにくいので、ミスしても右にいかないように、しっかりめに打つ

ワンピン左狙い。右からは寄せにくいので、ミスしても右にいかないように、しっかりめに打つ

画像: 思ったより飛んだときも、オーバーしないように、グリーンセンターまでの距離で打つ

思ったより飛んだときも、オーバーしないように、グリーンセンターまでの距離で打つ

画像: 花道の傾斜が大きければボールが戻ることもあるので、大きめに打つのが安全

花道の傾斜が大きければボールが戻ることもあるので、大きめに打つのが安全

PHOTO/Yasuo Masuda

週刊GD11月26日号より

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画像: golfdigest-play.jp
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