まさかの飛距離
400Y超え!
メキシコチャンピオンシップ12番でワンオンをしたマキロイ。
3日目の12番(パー4・406㍎)でまさかのワンオン。標高2400㍍で気圧が低く空気抵抗が少ないとはいえ、誰もが度肝を抜かれた。
ちなみ、4日目の松山英樹のナイスショットはグリーンに届かなかった。
パワー伝達の重要項目は
始動のタイミング
米ツアーでは、体の動きが可視化できる計測機器が主流となり、体を効率よく使って飛ばすためには3つのチカラが大切ということが分かったんです。
それがラテラルグライド(踏み込み)、ローテーション(回転)、バーティカル(跳び)という3つ。特にローリー・マキロイは、3つのチカラの使い方のバランスが良い代表的な選手です。
3つのチカラでリミッターを解除
アドレス
右ひざに角度をつけ踏み込みを開始
トップの位置ですでに左への踏み込みをスタート、右ひざの位置を変えずにゆとりを持たせることで、左へ踏み込むことができる。
ダウンスウィング1
重心を低く保つことで回転しやすくする
重心が高いままだと体の回転がしにくいため、下にしゃがみ込みながら、左に流れないように左股関節で壁を作り回転していく。
ダウンスウィング2
蹴り上げが始まり左足が伸びていく
シャフトが地面と平行になる位置から蹴り上げが始まり、左腕リードでシャフト、ヘッドの順に力が伝わり、ボールを押し込む。
インパクト
左足が伸びきりヘッドが手元を追い越す
地面への圧力が上に抜けるように左足が伸びきる。インパクト以降はヘッドが手元を追い越すように振り抜く。
フォロー
左脚で跳ぶことで左に流れない
左脚が伸びきることで、体の軸の中心で回転ができる。そのため、正面から背中全体が見えるほど体が最後まで回るのだ。
特にみていただきたいのが、踏む、回す、跳ぶのタイミング。トップに入る直前に左の踏み込みが始まり、切り返しから回転をし、クラブを軌道上に下ろします。
そこからハーフウェイダウンで縦に跳ぶことで、効率よくクラブを加速し、米PGAツアー屈指の飛ばし屋と呼ばれるビッグドライブが生まれるのです。
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