「年を重ねると日常で体を動かす頻度が少なくなる」と、多くのプロを指導する菅原賢トレーナー。動かず硬くなった体を無理に動かせば、当然、腰やひざ、肩に支障が出てきてしまう。年齢とともに硬くなる股関節の柔軟性を保っておくことは、ケガを防ぎ、ゴルフ寿命を延ばすことにつながるのだ。
画像: 【指導】菅原賢さん これまで多くのシード選手の体のケアを行い、プロを目指す大学生にも指導する。トータルゴルフフィットネス代表

【指導】菅原賢さん
これまで多くのシード選手の体のケアを行い、プロを目指す大学生にも指導する。トータルゴルフフィットネス代表

ケガのリスクを減らす股関節のストレッチ

画像: ゴルル・萩原菜乃花を指導する菅原コーチ

ゴルル・萩原菜乃花を指導する菅原コーチ

前回のレッスンで阿河プロが教えてくれた、ヘッドの運動量を増やしたスウィング。これにより体への負担が減り、飛距離を落とさずに、スウィングはずっと体にやさしくなる。

その上で日々できることはないか、ゴルファーの体作りの専門家・菅原コーチに聞くと、

菅原 もし柔軟性をキープするとしたら、股関節は柔らかくしておいて損はないですよ

かんたんストレッチ!
足を左右にブランブラン
(左右5回ずつ)

画像1: 【無理なく飛ばそう②】いつまでも現役バリバリでいるために。ケガしない体をつくる1日1分「股関節」ストレッチ!

直立して、片方の足を左右にブランブランと動かす。ポイントはつま先を天井に向けること。よろけてしまう人は無理のない範囲で足を上げ、1回ずつ足をついて直立に戻ってOK

菅原 スウィングで一番大切な部分は股関節です。ですが、都市を重ねるごとにもち
ろん硬くなっていきます。股関節の柔軟性を保っておくことは、ケガの防止にもつながります。

かんたんストレッチ!
片方の足でひざを押す

画像2: 【無理なく飛ばそう②】いつまでも現役バリバリでいるために。ケガしない体をつくる1日1分「股関節」ストレッチ!

後ろに手をついて座り、外側の足をひざの上に乗せる。乗せられたほうのひざは90度に曲げる。足でひざを押しながらグッと地面にくっつけるよう下に押していく

菅原 股関節は内側に使う内旋と、外側に使う外旋があります。どちらの柔軟性もスウィングにはとても重要です。手軽に柔らかくするには、直立して片方の足を左右にブラブラさせるだけ。これだけで股関節の可動域は広がります。

かんたんストレッチ!
椅子に座って斜めに伸ばす

画像3: 【無理なく飛ばそう②】いつまでも現役バリバリでいるために。ケガしない体をつくる1日1分「股関節」ストレッチ!

椅子に座り、写真のように片足をひざの上に乗せる。そこから、足を載せた側の手を対角線にのばす。手は背中側から伸ばすイメージで、お尻が伸びている感じがあればOK

菅原 家だけでなく、ラウンド前にやるのも効果的です。1日たった1分と思えば、気軽に取り組めると思います。もちろん、無理のない範囲で実践することが一番大切ですよ。

ラウンド前にストレッチ!
グーで肋骨のあたりをさする

画像4: 【無理なく飛ばそう②】いつまでも現役バリバリでいるために。ケガしない体をつくる1日1分「股関節」ストレッチ!

体の緊張をほぐすために、手をグーにして肋骨部分をさする。ラウンドの朝や、上半身に力が入りやすい人はゆるめてあげることが大切。打つ前にやるといきなり体がゆるんでびっくりしてしまうので、ゴルフ場についてすぐが効果的!

オフィスでストレッチ!
足首をひざに乗せる

画像5: 【無理なく飛ばそう②】いつまでも現役バリバリでいるために。ケガしない体をつくる1日1分「股関節」ストレッチ!

デスクワークが多く、椅子に長時間座っている際にぜひ取り入れてほしいのが外旋を柔らかくする座り方。こうやって座るだけで股関節を伸ばすことができる。

週刊ゴルフダイジェスト2020年4月28日号より

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