身長175㌢という体格ながら、ドライバーで楽々と300㍎超えを放つマキロイ。だからこそ気になる14本の構成。今回紹介するのは彼のセッティングだ。
現在世界ランキング1位
マキロイのセッティングは飛ばし屋らしい匂いを感じさせつつ、緻密さが散りばめられていた。
「1Wは空気力学を用いた機能が改善されM5や過去のドライバーと比べてスピン量が抑えられています。スウィングスピードで言えば1m/sは上がっているかな」。
マキロイほどのヘッドスピードがあると飛距離を効率的に出すための鍵は、スピン量をいかに抑えられるかになる。それをSIMは見事に実現しているのだ。さらにマキロイは昨年の10月より自身初となるハイブリッドを使用しているが、これに関してもSIMの低スピン性能が大きく関与している。
「2番アイアンや5Wと飛距離は同じくらいなんだけど、それらのクラブ以上のことがこのハイブリッドはできます。球のコントロールもしやすく、パー3のティショットやアゲンスト時に球を吹け上がらないようにすることもできる。攻め方の幅を広めることができました」。
一方のアイアンはマッスルバックタイプで操作性を重視している。球をコントロールすることに徹し
たチョイスで、ドライバーとの役割のメリハリ感にマキロイのクレバーさを感じることができる。
自身初のハイブリッドで
ゴルフが進化
シャープな
フォルムが秀逸
微妙な感覚を
ボールに伝える
ショートパットに
絶対の自信が持てる
初のハイブリッドで
攻めの幅が広がった
週刊ゴルフダイジェスト2020年7月21日号より
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