プラチナ世代のなかでもショット力が高く評価されている西村優菜。今回は彼女のセッティングをチェックしよう。
プラチナ世代随一のショット力が武器
彼女のセッティングはウッド系を中心に構成されているがその理由はなにか。
「飛距離が出るほうではないので、2打目は距離的にショートウッドを使うケースが多くなります。だからウェッジではなくウッドの距離を詰めるようにセッティングしています」
小柄な西村だけに、スウィング軌道はフラット気味になる。そこを上手く利用してフェアウェイウッドの構成を厚めにしているのなら、かなり緻密に自身のゴルフを分析していると言える。
また、最近はウェッジの本数を増やす傾向もプロの間にはあるが、西村は50度と58度の2本体制。ウッドに厚みを持たせていることも関係しているが、言い換えるとウェッジにかなりの自信を持っているというあらわれだ。
「パターは3本線の入ったトリプルトラックにしました。ヘッドをターゲットに合わせやすく、ボールにも同じ線があるのでとても相性がいいです。ヘッドとボールが一直線につながるのでより狙いやすくなりました」
飛距離が課題だと自らのゴルフを分析している西村だが、今はそれを受け入れつつ、その中でゴルフをいかに高めるかを考えている。
異例のプロ初年度となったわけだが、それをも柔軟に受け入れて、日々成長する姿に期待したい。
楽に振れて
ミスヒットにも強い
シャープな
顔つきが好み
中途半端な
距離も問題なし
ウッドとユーティリティの
6本がクラブセッティングの中心
週刊ゴルフダイジェスト2020年7月28日号より
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