ツアー通算5勝を誇る服部真夕。イップスからの復活を目指す彼女のセッティングとは?
長いトンネルに
光明が差した
昨年は8試合のレギュラーツアーに出場して予選通過はゼロ。その原因は6年ほど前から兆候が出始めたアプローチイップスだ。そんな服部のバッグの中に気になる1本が入っている。
「克服するためにアプローチを左打ちにしたんです。昨年の12月にキャディの呉本里恵子さんに勧められて、50㍎以下は左打ちです」
なんとか試合で戦うために、アプローチはウェッジ、ユーティリティ、パターの3本態勢でやっていたが、それでも対応することができなかった。ある意味で悩み尽くした結果、左打ちでのアプローチに行き着いた。
「やってみると意外と上手く打てるというか、右で打つときのようなミスが出ないんです。これは使えるかもと思いました。そうしたら今年のアース・モンダミンカップで予選を通過することができたんです」
実に2018年以来、約2年ぶりの予選通過は確かな光明と言える。グリーン周りでユーティリティやパターを手にするだけでもプロとしてのプライドが邪魔していたに違いない。
それを左打ちでアプローチをするという決断をした服部には本当の意味でのプロ魂を感じる。
結果を出してこその挑戦だが、もはや怖いものなんてない。新しいスタイルを確立するパイオニアとして完全復活を目指す。
つかまりやすく
強い球が楽に打てる
操作性の高さは
ミズノの専売特許
ラフからの
抜けが抜群
インサート効果で
伸びのある球に
自身の感性を生かせるセッティング
週刊ゴルフダイジェスト2020年9月15日号より
マイギアを語ろう、バックナンバーはこちら↓
週刊ゴルフダイジェストをキンドル版を読もう!