ウチみたいな工房でクラプをいじる人でも、ボール選びは無頓着だったりする。クラブをチューンしたら、ボール選びも慎重にな。スコアがグッと縮まるぜ!今週の通勤GDは「頑固おやじのクラブ工房Vol.36」

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

画像: 悩んでねぇで 相談に来なっ! 江戸っ子クラブ職人 頑固おやじその道35年、東京下町のゴルフ工房店主。厳しくも愛があって常連客に慕われる。好きな言葉は「鉄は熱いうちに打て」

悩んでねぇで
相談に来なっ!
江戸っ子クラブ職人 頑固おやじその道35年、東京下町のゴルフ工房店主。厳しくも愛があって常連客に慕われる。好きな言葉は「鉄は熱いうちに打て」

前回のお話

Q、チューンの仕方が悪い

せっかくクラブをフルセットでチュ—ンしたのに、スコアがイマイチ。4ラウンドこなしているから、慣れの問題じゃないと思う。チューンの仕方が悪いんじゃないかな。もう一度、見直してよ。 (64歳・HC6・自営業)

チューンのせいで
スコアが悪化?

なんか、久々にチューンでクレームをもらったよ。

「梅雨時にドライバーからウェッジまでオタクでチューンしてもらったのに、スコアがイマイチなん
だよ。どこか、調整し損なったんじゃないの?」

ウチの常連さんで、下町で印刷所をやってるジジイ…イヤ、ベテランさんなんだけど、気が短くて口が悪い。

「毎年、ウチでチューンしてるんだから、間違いはねぇよ。アンタのクセは全部把握してるからさ」

「だから、手ぇ抜いたんじゃねえのかって言ってるんだ。昨年までは、チューンしたら夏場には必ず70台が出てたのに、今年は90近く叩いてばかりだ。オカシイだろ」

ヘンにゴルフの上手いヤツってのは、時々とんでもなく失礼になるよな(笑)。

「手なんか抜くわけねぇだろ!」

「じゃ、オレが歳食って、ヘタになったって言うのかよ!」

ウーン、これじゃラチが明かない。で、最近のプレーぶりを聞いてみたんだ。

「ドライバーは飛ぶよ。セカンドもそこそこなんだが、アプローチが寄らないんだな……。でも、ウ
ェッジが悪い感じはしないんだ。なんとなく寄せづらい場面が多いというか……うーん」

クラブの手ごたえや振り心地はいいのに、結果が出ない。そのイライラをぶつけにきた、てのが本音らしい。

「話を聞いて思ったんだが、最近、ボール替えなかったかい?」

「ああ、替えたよ」

画像: チューンのせいで スコアが悪化?

ポールの変更は
プレーに大影響

原因が判明。ポール選びが悪かったのさ。元々、ウレタンカバーのアスリート向けボールを使い続けていたのに、最近流行りの軟らかくて飛ぶタイプのボールを試したらしいんだな。

「でも、同じウレタンカバーだし、アプローチとかパッティングはイイ感じだったんだけど……」

「問題はセカンドさ。ちょっとオーバーしたり、ショートしたりが多かったんじゃないかい? 得意
のレイアップも、思った所に止められなくて。それで、アプローチが難しくなったんだろ?」

奴さん、歳の割にはヘッドスピードも43m/sぐらい維持してるけど、研修会とかフルバックからプレーすると、セカンドで190㍎前後を打たされる機会が多い。それでいてHC6を維持できているのは、
寄せやすい場所に運ぶのが上手いから。

「飛距離性能を高めるボールってのは、スピン量を抑えるから、セカンドで持つ番手での打ち出し高
さやスピン量が適正になるかどうか、見極める必要があるんだ。」

飛び系ウレタンのボールは、ドライバーは低スピンで飛ぶし、アプローチはウレタンカバーでしっかりスピンがかかるんだけど、ちょうど180~190㍎打つ番手のヘッドスピードとロフトで、モデルによってスピン量の違いが大きく出る。アスリート向けモデルより軟らかくて潰れるぶん、スピン量のバラツキが出やすいって面もあるな。

「なるほど。じゃぁ、アスリート向けに戻せばいいのか」

「イヤ、飛び系ウレタンのボールはアンタのヘッドスピードなら飛距離性能は高いんだから、合うモ
デルをしっかりと探してみるのもいいんじゃないかな。クラブと合えば、バラつかずにコントロール
できると思うよ」

「どこで見極めればいい?」

「180㍎を打つ番手で実際に打ってみて、スピンがかかってランが10㍎以内に収まるもの。打感も
こだわったらいいかもね」

ボールに合わせるクラブチューン、てのはナシだな(笑)。

月刊GDより(2015)(イラスト/コーチはじめ)

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