ゴルファーの憧れ、シングルプレーヤーだって、かつては「ああでもない、こうでもない」とウロウロしていた時期があった。どうやってスコアの壁を破ったのか、その技とコツを聞いていく企画。二回目は、独自にアプローチのコツをつかんでシングルプレーヤーになった2人です。

転がして2パットでよし。必要なのは確実に一回で乗せること

画像: 【転がし名人】鈴木直哉さん (34歳/ゴルフ歴7年/HC6) 100の壁をやっと越えたあと、たった1年半でベストスコア73に。その要因は「5本使いの転がしアプローチ」にあったという

【転がし名人】鈴木直哉さん(34歳/ゴルフ歴7年/HC6)
100の壁をやっと越えたあと、たった1年半でベストスコア73に。その要因は「5本使いの転がしアプローチ」にあったという

単純計算だが、全ホールをボギーで上がればスコアは90。そのうちひとつでもパーを取れれば89だ。90の壁を越えるのに必要なのは〝ボギー力〞で、それにはグリーン周りから確実に3打で上がることだ。

「アプローチはそこそこの場所に乗せて、そこから2パットでOK。大事なのは1回で乗せること」(鈴木)

「だったら、転がしたほうが断然やさしい。打ち方は同じにして、エッジまでの距離で番手を変えるだけ。ソールを滑らせて払い打てば、少しぐらいダフってもミスになりません。ミエを捨てて、この打ち方に徹したら、90の壁どころか、80の壁もクリアできちゃいました」

「コロコロ寄せ」成功させる3ポイント

【ポイント①】エッジまでの距離で使う番手を決める
ボールを落とす場所はエッジから1~2ヤード先のグリーン上にする。

「ボールからエッジまでの距離と落ちてから転がる距離を計算して、最適な番手を選びます。落とし場所が決まっているから、番手選びも楽勝です。SWは緊急時用。AWまででほとんどの状況に対応できます」(鈴木)

画像1: 「コロコロ寄せ」成功させる3ポイント

【ポイント②】バウンスを使ってソールを滑らせる
ボール位置は、どの番手で打つときも両足の真ん中。ヘッドを上から入れず、横から払い打つ。

画像: 「こうするとバウンスを使って、ソールを滑らせることができます。少しくらいダフっても、ミスがミスにならないから安心です」

「こうするとバウンスを使って、ソールを滑らせることができます。少しくらいダフっても、ミスがミスにならないから安心です」

【ポイント③】体のリードできちっと振る
振り幅の小さいアプローチは、手先でクラブを操作しやすくなり、インパクトが不安定になって、ミスしやすくなるので注意。

「しっかり体でリードして打つことで、スウィング軌道も安定するし、距離も合わせやすくなるんです」

画像2: 「コロコロ寄せ」成功させる3ポイント

ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安

ピンまで30ヤードの状況で、鈴木さんにアプローチしてもらったら、こういうスウィングになった。「ピンまでの距離は同じでも、キャリーが出るクラブのほうが大きく振ります」(鈴木)

7I…エッジのすぐ近くからは7Iを使用。カラー部分だけ越して、あとはずっと転がしていくイメージ

画像1: ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安

8I…カラーから1~2メートル離れたら8Iが使いやすい。グリーン面に落として、ピンまで転がすイメ―ジ

画像2: ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安

9I…カラーから3~4メートル離れていたら9Iくらい。これも、グリーンに落としてあとは転がし

画像3: ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安

PW…エッジまでの距離によってPWを選ぶことも。エッジの先に落として、転がすイメージで寄せる

画像4: ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安

AW…グリーン面に落とすため、AWまでは使う。キャリーとランはだいたい1対1くらいになる

画像5: ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安

ボールの近くに立ってクラブを吊って構える「トウ打ち」アプローチ

画像: 【難ライ寄せ名人】林 俊助さん (33歳/ゴルフ歴10年/HC7)薄芝、砂地、ベアグラウンドなどからやわらかい球を打つアプローチが得意。ゴルフを始めて5年で80の壁を突破した

【難ライ寄せ名人】林 俊助さん(33歳/ゴルフ歴10年/HC7)薄芝、砂地、ベアグラウンドなどからやわらかい球を打つアプローチが得意。ゴルフを始めて5年で80の壁を突破した

アプローチは1回でグリーンに乗せる。これが90の壁を破る条件だが、芝の薄いライやベアグラウンドは、ザックリやトップ、2度打ちの危険性もある。こんなピンチを安全にやり過ごすワザを、壁を破ったゴルファーはちゃんと持っている。

画像: ヒールを浮かせると、ソールの接地する面積がトウ側だけになるため、不思議なくらいソールの抜けがよくなる

ヒールを浮かせると、ソールの接地する面積がトウ側だけになるため、不思議なくらいソールの抜けがよくなる

「パターがいちばん安全ですが、手前にラフがある場合は使えないですよね。そんなときに役立つのが、ウェッジのヒールを浮かせて、パターのように打つ方法なんです。ボールに近づいて、パターみたいにクラブを吊って構えます」(林)

「ヒールが浮くと、ソールの接地面積が小さくなって、ヘッドの抜けがよくなります。芝が薄かったり、ライが悪くても、ザックリやトップのミスを怖がらずに打てるんです」

ウェッジのヒールを浮かせて打つポイント

【ポイント①】構え方も打ち方もパッティングのまんま
通常のアプローチのように、ウェッジのライ角どおりには構えない。ボールの近くに立ち、パターのようにクラブを吊って構え、ヒール側を浮かせる。

「よりパッティングのイメージを出すために、ボクはグリップの握り方もパターと同じにしています」(林)

画像1: ウェッジのヒールを浮かせて打つポイント

【ポイント②】腕の五角形を崩さずストローク
クラブがパターからウェッジに変わっただけで、打ち方はパターとまったく同じという。

画像: 「アドレスでできた肩と腕の五角形をキープしたまま、ストロークします。フェースのトウ側に当てて、60度のSWだとキャリー4ヤードまで。PWなら10ヤードまでキャリーを出せます」

「アドレスでできた肩と腕の五角形をキープしたまま、ストロークします。フェースのトウ側に当てて、60度のSWだとキャリー4ヤードまで。PWなら10ヤードまでキャリーを出せます」

林さんのトウ打ちアプローチ

画像2: ウェッジのヒールを浮かせて打つポイント

裏ワザ不要のウェッジ見つけた!

三角形ソールで林さんのトウ打ち並みに抜けがいい
ヒールを浮かせる裏ワザは、ソールの接地面積を小さくしてソールの抜けをよくする打ち方。

元々ソールが三角形になっている、この「トライアングルウェッジ」なら、林さんのようにとうさなくても、シュパッとソールが抜けてくれる。

画像: 三角形状のソールだから左右赤枠部分に隙間ができる

三角形状のソールだから左右赤枠部分に隙間ができる

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画像: 裏ワザ不要のウェッジ見つけた!

ILLUST/Koki Hashimoto PHOTO/Yasuo Masuda

週刊GD2018年2月26日号より

※本企画で登場するアマチュアの方にはボランティアでお願いしています。

シングルプレーヤーの「スコアの壁の破り方」つづきも随時配信していきます

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