158センチ、67キロと小柄ながら、正確なショットを武器に今季初優勝を果たした比嘉一貴。そのシュアなスウィングを、プロコーチ・井上透が分析する。
画像: 【比嘉一貴】 95年生まれ。沖縄県出身。昨季、3試合連続ベスト10入りでシード権をつかみ、今季KBC オーガスタでツアー初優勝を遂げる。賞金ランクも9位(海外を含む)と好調。

【比嘉一貴】95年生まれ。沖縄県出身。昨季、3試合連続ベスト10入りでシード権をつかみ、今季KBC オーガスタでツアー初優勝を遂げる。賞金ランクも9位(海外を含む)と好調。

下半身を使って大きく捻転する

ジュニア時代、宮里優さんの指導を受けた影響でしょうか。宮里優作選手を思わせる、バランスのいい構えをしています。低いティアップは、アッパーブローの意識がない証拠。狭いスタンスで、両つま先を開いて、下半身を使いやすくしています。

テークバックでは下半身から動き出し、そのまま体全体をコイルさせて大きな捻転を作り出しているのがわかります。

高速回転とタメで飛距離を生み出す

左から3コマ目に注目してください。ダウンスウィングに入った瞬間、右かかとが上がり、シャフトが右肩よりも高い位置から下りていることがわかります。これは、ダウンの踏み込みと同時に右サイドが前に出ている証拠。体を高速で回転させ、カットに打つ意識が形に現れているのです。

また、比嘉プロの場合、クラブを下に振るというよりも、タメを作ったまま目標方向に向かって振っていくような動きをしています。右ひじを折り込んでインパクトに向かう姿は、まるで野球のホームランバッターのよう。

これによって、普通のプロよりも、かなり体の先でボールをとらえるスウィングになっています。基本的に、小柄で腕の短い選手ほど、前傾を深くして懐を作り、体の近くに手を通すようなスウィングは難しくなります。

そこで体を高速回転させてタメを作り、インパクトポイントを先に持ってくることで、スピードを確保しているのです。これらの要素こそが、小さな体で飛距離を出す秘密。比嘉プロの飛ばしの源と言えるでしょう。

【解説】井上透
いのうえとおる。プロコーチ。東大ゴルフ部監督。日本におけるプロコーチの草分け的存在。現在、成田美寿々、穴井詩、川岸史果らのコーチを務める。

画像: 平均飛距離は287ヤード(11月9日時点)

平均飛距離は287ヤード(11月9日時点)

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa

週刊GD2019年11月19日号より

比嘉プロの出身地「沖縄」のゴルフツアーはゴルフダイジェストツアーセンターで

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画像: golfdigest-play.jp
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