2レングスアイアン、
つまり、長さは2種類だけ。
今回ご紹介するのは「イーデル 2レングスアイアン」。
イーデルのワンレングス用アイアンヘッド「SLS-01」に、PADERSON KINETIXXのカーボンシャフト「KINETIXX KG85SL/KG95SL」を装着。
5番アイアン~PWの6本セットで、長さを2種類に揃えたモデルです。
クラブの長さは、
5番~7番アイアンは、36.75インチ(一般的な7番アイアンの長さ)。
8番アイアン~PWは、35.75インチ(一般的な9番の長さ)となっています。
通常のアイアンは番手ごとに長さはもちろん、総重量や、ライ角も違いますが、
この2レングスアイアンは長さが同じ番手は、総重量もライ角も同じ、違うのはロフトだけという革新的なアイアンです。
アイアン6本で、
スウィングは2種類だけでOK。
クラブの長さとライ角が同じなら、番手が変わってもアドレスは同じでOK。
スタンス幅やボール位置を番手ごとに変える必要がなく、同じスウィングでボールをとらえることができます。足幅やボール位置で悩むこともなくなりそうです。
「イーデル 2レングスアイアン」は、長さが2種類なので、スウィング(アドレス)も2種類。ゴルフがとてもシンプルになりますね。
でも、「ワンレングスアイアン」ならスウィングは1種類でいいのでは、と思われるかもしれません。
なぜ「2レングスアイアン」がアマチュアゴルファーにおすすめなのか、ワンレングスアイアンとの違いを含め、おすすめ理由をご紹介していきます。
2レングスアイアンなら
難しい5番、6番アイアンが
驚くほどやさしい!
まずは「ワンレングス・2レングス」アイアンに共通するのが「ロングアイアンの打ちやすさ」。
「イーデル 2レングスアイアン]」の5番・6番・7番アイアンの長さは37インチ。一般的な7番アイアンの長さです。
つまり7番アイアンと同じ感覚で5番アイアンを使うことができます。
スタンス幅も、ボール位置も、7番アイアンと同じ。「5番アイアンだからしっかり打たなきゃ!」と力む必要もありません。
5番アイアンでも、7番アイアンとまったく同じスウィングでいいんです。
ロフトの違いだけで距離の差が出るの? と思われるかもしれませんが、番手ごとに設計されたヘッドとシャフトのおかげで、番手ごとの距離差はしっかり出るので心配はご無用。
難しいと言われる5番アイアンや6番アイアンが、驚くほどやさしく打てるのは大きなメリットですね。
2レングスアイアンなら
短い距離も打ちやすく、グリーン周りでも使いやすい!
ワンレングスアイアンのデメリットも解消
そして「2レングスアイアン」の大きな特徴が、8番アイアン~PWが、5番~7番アイアンより1インチ短い35.75インチ(一般的な9番アイアン相当)に設定されていること。
ワンレングスアイアンの場合、5番~PWまでの6本はすべて一般的な7番アイアン程度の長さで統一されます。これが実は、ワンレングスアイアンのデメリットにもなるのです。なぜでしょうか。
長さを統一することで5番や6番アイアンが打ちやすくなるというメリットはありますが、9番やPWが長くなり扱いずらくなることも。PWの長さが一般的な7番アイアンの長さですから、それも当然ですね。これが、ワンレングスアイアンのデメリットです。
「イーデル 2レングスアイアン」の8番アイアン~PWは一般的な9番アイアン程度の長さ。
PWを手にしても違和感がほとんどなく、振り幅を抑えたコントロールショットも、今までの感覚を生かしてスウィングすることができます。
試打動画
2本打てれば全部打てる!?
アマチュアゴルファーが「2レングスアイアン」を打ってみた
アマチュアゴルファーの試打結果
【飛距離】
PW:122.3ヤード(キャリー121.2ヤード)
9番:133.3ヤード(キャリー130.3ヤード)
8番:145.5ヤード(キャリー141.6ヤード)
7番:155.7ヤード(キャリー147.1ヤード)
6番:167.0ヤード(キャリー154.6ヤード)
5番:178.5ヤード(キャリー168.0ヤード)
【アタックアングル】
PW:-3.9度
9番:-3.5度
8番:-3.7度
7番:-3.7度
6番:-2.5度
5番:-4.1度
【ヘッドスピード】
PW:35.0m/s
9番:35.9m/s
8番:35.5m/s
7番:36.8m/s
6番:37.2m/s
5番:36.8m/s
アマチュアゴルファーが試打しても、「イーデル2レングスアイアン」は番手ごとに10ヤードほどの飛距離の階段ができました。長さが変わらない番手はアタックアングルやヘッドスピードも揃っていることから、2種類のスウィングで距離の打ち分けができることが分かります。
2レングスアイアンなら
番手ごとの距離差もきちんと出る
ヘッドはイーデル「SLS-01」
もともとワンレングス用に開発されたヘッド「SLS-01」はやや小ぶり。
パッと見はマッスルバックやキャビティ構造のアイアンのようですが、実は中空構造になっていて、素材は軟鉄鍛造。打感が良く、ミスへの寛容度も高い設計です。
オーソドックスなロフト設計
「イーデル 2レングスアイアン」のロフト設定は、7番アイアンが33度とオーソドックス。多くのゴルファーが使いやすい設定と言えるのではないでしょうか。
バックフェースのウェイトで、5番~7番と、8番~PWの重量差が5~6gになるよう調整されています。
シャフトは「PADERSON KINETIXX」
この2レングスアイアンの"肝"と言えるのが、このシャフト「KINETIXX」。
番手ごとの飛距離差やボールの高さが適正になるよう、キックポイントなどシャフトの特性が番手ごとに専用に設計されているので、
同じ長さのクラブで同じようにスウィングしても、ボールがきちんとつかまり、ロフトどおりの高さで、飛距離の差もしっかりつくというわけです。
シャフトは2種類
「イーデル 2レングスアイアン」に用意されるシャフトは重量違いの2種類。
「KG85SL」はシャフト重量が85g、「KG95SL」は95gとなります。
ドライバーのヘッドスピードが~42m/sほどの方は85gを、42m/s~の方は95gが目安となりそうです。
どちらも硬すぎず柔らか過ぎないワンフレックスの設定です。
スコアメイクしやすく、
練習効率もアップ
スウィングが2種類でいい「イーデル 2レングスアイアン」。
「今日はトップが多いな、ダフリが多いな」と、ラウンド中にアドレスを見直すときも、その調整が一般的なアイアンよりずっとやさしくなります。
2種類の長さのクラブを1本ずつ練習すれば、すべてのクラブを練習したことになるのも、練習時間の限られたアマチュアゴルファーには嬉しいポイントです。
イーデル 2レングスアイアン
【85g ver】
長さ:5~7I(36.75インチ)8~PW(35.75インチ)
ロフト:5I(26度)・6I(30度)・7I(33度)・8I(37度)・9I(41度)・PW(45度)
総重量・5~7I(398g)・8~PW(403g)
シャフト:PADER SON KINETIX X KG85SL/KG85LIP
グリップ:イーデルオリジナルラバー
【95g ver】
長さ:5~7I(36.75インチ)8~PW(35.75インチ)
ロフト:5I(26度)・6I(30度)・7I(33度)・8I(37度)・9I(41度)・PW(45度)
総重量・5~7I(408g)・8~PW(414g)
シャフト:PADER SON KINETIX X KG85SL/KG85LIP
グリップ:イーデルオリジナルラバー