雨の中、柄がグリップガイドの傘をさすビジネスマンがひとり。左手親指付け根の「股」がビシッと締まっている。最近、グリップを変更して好調の矢野東プロも、「股」を気にしているといいます。現代グリップの「最適解」を、矢野プロに解説してもらいます。

いまどきクラブは
絞るように握りたい

―― 以前は、フック、ウィークにかかわらず、「両手のひらが正面から向かい合うように握る」のが“常識”とされていた。

つまり、左手をフックに(上からかぶせるように)握るのであれば、右手もフックに(下からあてがうように)握るということ。しかし、「今はその“常識”にとらわれなくていい」と、矢野はいう。

矢野 左右とも指で握ろうとすると、雑巾をしぼるみたいに、左手も右手も上から握る感じになるのが自然だと思うんです。結果的に左手がストロング(フック)、右手がウィークになる。あくまでも『自然に』ということで、アマチュアにこれを説明すると、右手を『ウィークにしよう』として、右肩も前に出ちゃったりしますが、それはダメです。

画像: 解説/矢野 東プロ05年に初優勝。08年に2勝目を挙げ、10週連続トップ10入り。14年、18年にシード権陥落。昨年の特別QTで1位となり、今季の出場権をゲットした

解説/矢野 東プロ05年に初優勝。08年に2勝目を挙げ、10週連続トップ10入り。14年、18年にシード権陥落。昨年の特別QTで1位となり、今季の出場権をゲットした

―― 両手を自然に上から握ることで、手とグリップの一体感が出るが、そうすると、逆に手が不用意に動かなくなる効果があるという。

矢野 緩んだグリップだと、始動でヘッドをヒョイと簡単にインに上げられちゃう。グリップがしっかりロックされていると、体から動かせるので、ヘッドが遅れてやや外に上がる感じになる。始動は『グリップ発』。これが現代のキーワードです。

画像: いまどきクラブは 絞るように握りたい

日常的に「握る」ことで
違和感が消えていく

プロゴルファーの手の「マメ」は雄弁だ。マメを見れば、どんなスウィングをしているかが一目瞭然。かつて、ロングサム、パームグリップが主流だった頃は、左手のひらに大きなマメがあるプロが多かったが、今は皆無だ。

矢野 以前はロングサムで握っていたので、マメの位置が今とは違っていました。今は左手の小指側3本と、右手の中指、薬指を、それぞれ第2関節のところで握り込む意識しかないので、マメはそこに集中しています。

マメの硬さは練習量の証しだが、そこまでの練習時間を確保できないアマチュアでも、

矢野 何でもいいから棒状のものを、ふと気づいたときに握るクセをつけるだけで、グリップはすぐ自分のものになります。

画像: 日常的に握ることが大事

日常的に握ることが大事

雨の日が待ち遠しい
「グリップ矯正アンブレラ」

柄の部分にグリップトレーニングが挿してあるので、傘を持っているだけでグリップが矯正できる画期的な傘「グリップ矯正アンブレラ」。日常にゴルフを取り入れることで、自然と正しいグリップの感覚が身に付きます。

画像: 傘の柄がグリップ矯正に!

傘の柄がグリップ矯正に!

グリップ矯正アンブレラは、普段から持てる紳士用タウン高性能傘を採用。傘のサイズは70センチ。遮熱20度以上、UVカット99.99%、遮光100%、耐水度10000mm以上のスペックを誇ります。

画像: グリップ矯正アンブレラ4400円(税込)

グリップ矯正アンブレラ4400円(税込)

グリップ矯正器具かと思いきや、れっきとした傘なんです!

グリップはとにかく正しく形状記憶させること。梅雨の時期はグリップ矯正時期に最適ですね!

画像: 雨の日が待ち遠しい 「グリップ矯正アンブレラ」

全長:102cm
傘サイズ:70cm
骨素材:中棒/鉄、親骨/グラスファイバー
生地:30D全遮光生地【遮熱20度以上 UVカット99.99% 遮光100% 耐水度10000mm以上】
重量:約560グラム

お求めはゴルフダイジェストの公式通販サイト「Gポケット」で!

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