グリーン周りのアプローチ。まじめなゴルファーほど綺麗にスピンを掛けたプローチにこだわってしまう。しかし、「9月~10月のグリーン周りは芝がまだまだ強く、抵抗も強く、スピンを効かせる打ち方は難しいし、むしろナンセンスです」と米田貴コーチ。米田コーチが薦めるのは芝の強さにかかわらず、グイグイ進む“足を使ったアプローチ”だ。
画像: 【指導】米田貴 パー取り名人として今回の講師に抜擢。ランニングアプローチに独自の理論を持つ。ETGA愛知校のヘッドコーチ

【指導】米田貴
パー取り名人として今回の講師に抜擢。ランニングアプローチに独自の理論を持つ。ETGA愛知校のヘッドコーチ

ちょっとアッパーに打てるように構えよう

── 実際にランニングで打っていくときの基本となる番手を教えてください。

米田 ランニングアプローチで最初に覚えるべきは7番アイアンです。セットアップや打ち方の基本となります。基本の番手と言いましたが、7番の転がしをマスターするだけでもスコアメークがとても楽になります。

7番の転がしを覚えよう「軽いハンドファーストで構えます」

画像: 「手元が後ろだと、ロフトが寝て高く上がりすぎます。逆にハンドファーストが強いと、上から打ち込みすぎるもと。手元は左太ももの前が基本。ボールは左かかとの前です」

「手元が後ろだと、ロフトが寝て高く上がりすぎます。逆にハンドファーストが強いと、上から打ち込みすぎるもと。手元は左太ももの前が基本。ボールは左かかとの前です」

画像: 「ボールとの距離は靴一足ぶん。それよりも遠いと、インに引きやすく、近すぎると振りにくくても当たり方が安定しません」

「ボールとの距離は靴一足ぶん。それよりも遠いと、インに引きやすく、近すぎると振りにくくても当たり方が安定しません」

米田 打ち方のポイントは、インパクトの最下点を過ぎたあたりで打つということ。そのために重心は左右5対5にして、体の中心に軸を感じましょう。

最下点が体の中心になるよう、重心は左右5対5に構える

画像: 最下点が体の中心になるよう、重心は左右5対5に構える

米田 左右5対5の体重で立つことで、ヘッド軌道の最下点をすぎたあたりで『ややアッパー軌道ぎみにボールをとらえる』ようになります。スピンがかかりすぎないので、転がりが安定するんです。

腕を使わず肩の回転で打とう

── スウィングの注意点を教えてください。

米田 まずアドレスでは、両足の土踏まずに均等に体重をかけて構えましょう。左右均等に乗せることで、不必要な体重移動がなくなり、インパクトのブレが軽減されます。右足体重だと切り返しから左に体が流れやすくなるので注意してください。

画像: 足の裏で地面をつかむイメージです

足の裏で地面をつかむイメージです

── テークバックはどうですか?

米田 トップや切り返しでリストコックは使わないこと。これで当たり方がグンと安定します。手首を固定しフェース面をキープしてください。肩の回転でスウィングするイメージです。

画像: 「切り返しで手首のコックを使うと、入射角が鋭角になって、当たる強さが安定しません」

「切り返しで手首のコックを使うと、入射角が鋭角になって、当たる強さが安定しません」

米田 インパクトではヘッドが低く入って低く抜けるイメージが大切です。肩の回転を使って打つことで、インパクト付近が低く長くなります。これにより強さのバラつきが少なくなるのです。

画像: 最下点はボールの手前

最下点はボールの手前

画像: 目標と正対するように、しっかり体を使う

目標と正対するように、しっかり体を使う

── 肩の回転を意識して振っていくわけですね。

米田 そうですね。あとはベルトのバックルが飛球線方向に向くように、体をしっかり使って打っていきましょう。腰の高さを変えずに回して打っていくといいですよ。7番アイアンの、この打ち方で5ヤードから30ヤードぐらいまで使えます。

米田プロの20ヤードランニングアプローチショット

ボール位置を応用すると、キャリーとランの比率が変えられる!

── 復習になりますが、7番アイアンのボール位置は左足かかとの前ですね。

米田 正解です。応用編として、基本のスウィングの形のままボール位置を変えることでキャリーとランの比率を変えられます。キャリーを出したいときは、基本位置よりもボール1個ぶん飛球線前方にセットします。反対にランを増やしたい場合は、ボール1個ぶん飛球線後方に置くのがポイントです。

画像1: ボール位置を応用すると、キャリーとランの比率が変えられる!

米田 7番アイアンのランニングアプローチ。覚えてしまえば、グリーン周りがとってもカンタンになりますよ!

画像2: ボール位置を応用すると、キャリーとランの比率が変えられる!

PHOTO/Kazuo Iwamura

月刊GD2018年10月号より

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