※令和3年4月1日より、『PGMマリアゴルフリンクス』としてPGMが運営しています。
TPCソーグラスの17番、きみさらずGLの17番。ピート・ダイの真骨頂
PGAツアーの準メジャー「プレーヤーズ選手権」会場として有名な「TPCソーグラス」を設計したピート・ダイ。
1982年、ゴルフの原点である「ターゲットゲーム」の戦略性とギャラリーが観戦しやすいスタジアム様式を兼ね備えたPGAツアーのトーナメントコースとして造られました。ソーグラスの17番、アイランドグリーンはゴルファーならば誰もが知っているのではないでしょうか。
その5年後、P・ダイが日本で初めて造ったのが「きみさらずゴルフリンクス」です。
スコットランドのリンクスを彷彿させるコブと起伏が連なり、その後代名詞にもなった枕木を活かしたホールの段差やポットバンカー、そして大小のバンカー群、手前から奥へ傾斜する受けグリーンなどは皆無の、複雑で大胆なグリーン傾斜。当時、ポテトチップグリーンという言葉が生まれたほどです。1988年の開場時には「難しすぎる」と、かなり話題になりました。
17番パー3は、本家ソーグラスと同じアイランドグリーン。グリーン周りはすべて池。今では日本にもいくつかありますが、アイランドグリーンの日本第一号はココ、きみさらずの17番です。
実は、P・ダイが造ったアイランドグリーンのパー3は、世界に3つしかありません。TPCソーグラスと、きみさらずGL、カリフォルニアのTPCウエストだけ。
開場は1988年。
「きみさらずGL」は1988年(昭和63年)に「真里谷カントリークラブ」として開場。1992年にオリックスグループ入りするとともに名称を「きみさらずゴルフリンクス」に変更して再スタート。
※令和3年4月1日より、『PGMマリアゴルフリンクス』としてPGMが運営しています。
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肝心のコースや施設について、改めて取材させて頂きました。最寄りインターは東京湾アクアライン・圏央道経由で木更津東ICから約5キロ、京葉道、東関道ルートは館山自動車道の姉崎袖ヶ浦ICから約10キロと好アクセス。
きみさらずGLアクセス
車:圏央道・木更津東ICより約5キロ
館山道・姉崎袖ケ浦ICより約10キロ
電車:JR内房線・木更津駅より18.5キロ(タクシー30分・約7000円)
クラブハウスは玄関からフロント、ロビーまで広々した動線で、自然光が入りとても明るい印象です。洋風の平屋造りでレストランも1階ですが、狭さはまったく感じません。
全面ガラス張りで、レストランの席からコース風景が見えます。2階のレストランからコースを見下ろす景色に慣れたゴルファーにとって、1階のグラウンドレベルから見る風景はむしろ新鮮です。
ロッカールームはゲストロッカーの奥にメンバールームがあり、そこにメンバーロッカーがあります。
練習場は250Y、バンカー、アプローチ練習場あり
練習場は250ヤードの11打席、バンカー練習場、アプローチ練習場ともにあります。傾斜のある大きな練習グリーンは、本番のグリーン傾斜を想定するにはとてもいいですね。
似たホールがひとつとしてない
プレースタイルはキャディ付きの乗用カートが基本、乗用カートセルフも選択できます。
【1番ホール】広いフェアウェイのわずかな左ドッグレッグ
【2番ホール】左が池のパー3。グリーンは大きめ
【3番ホール】真っすぐのパー5。左サイドはあごの高いバンカーがガード
最初のパー5。ティショットは左斜めに向いたフェアウェイを狙います。距離によってどのアングルを狙うかがポイント。2打目以降は真っすぐです。ご覧のように左サイドの崖下はOB、フェアウェイ左とグリーン左には深さのあるバンカーが待ち受けます。
4番、5番、6番ホールは距離はありませんが、個性的なホールが続きます。4番パー4は大小6個のバンカー、左右のラフにはグラスバンカー風の起伏があるのでフェアウェイキープが大切。5番パー4は右ドッグレッグで、2打目から谷越え、グリーン手前が砲台のように切り立ちプレッシャーを掛けてきます。
6番は池越えのパー3。グリーン左と手前はギリギリまで池なので右から狙うのが常套手段。
7番パー5は、ティショット地点は右へ曲がり、2打目からは左へ曲がるダブルドッグレッグ。こういうと狭いコースのように思えますが、狭さはなくフェアウェイは広く雄大です。グリーンは右手前の花道から左奥へ流れる傾斜がついています。
8番はセカンド地点から池越え。左足下がりになることが多いので、無理せず花道狙いもありですね。
【9番ホール】真っすぐの打ち上げ。風が抜けるので距離感重視
9番は長いパー4。左サイドが法面ですが、ラフが深くポットバンカーも待ち受けています。セカンドからは打ち上げのうえに風が吹き抜けるので、前後の距離感が難しいホールです。
ランチメニューは豊富。ステーキボウル、四川麻婆豆腐…
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視察プレーも可能です。
インに入ると「ターゲットゴルフ」全開!
【10番ホール】打ち下ろしのパー5、勝負の3打目
ゆるやかな打ち下ろし、2打目から左に曲がるパー5です。1打目はゆったりと打てますが、2打目、3打目と狙いが絞られていく「ターゲットゴルフ」らしい造りです。グリーンは前後に15Y程度しかなく、左と奥は谷。3打目がシビアなので、2打目をどこに止めるかマネジメントが大切になります。
11番から16番は、池とバンカーが印象的なホールが続きます。距離は長くありませんが、打っていい場所と危険な場所のメリハリが効いているので、「考えて狙って打つゴルフ」が自然と身につきそうです。
【14番ホール】バンカーと池が美しいパー5
【17番ホール】世界に3つ。P・ダイのアイランドグリーン
浮き島グリーンはティショットがタフですが、グリーンの傾斜は18ホールのなかで最も素直です。「乗ったらバーディチャンスですよ」とはP・ダイのメッセージでしょうか。
【18番ホール】池越え、バンカー越え、最後の難関
手前は池、右には大きなバンカーのタフなパー4。ティショットはクラブハウスの左側、1本の木が狙い目です。セカンドは打ち上げ、グリーン手前にも深いバンカーが待ち受けます。
グリーンは奥から手前の2段グリーンで、さらに細かな傾斜が入り込む難関ホール。
何度回っても飽きない。友人を誘うと驚かれる。ホームコースに最適条件!
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18ホールを見てお分かりのとおり、難しさだけでなく、何度も挑戦したくなるレイアウトです。「コースを何度回っても飽きない」ことはメンバーコースとしての第一条件。そして、メモラビリティ満載のコースですので、友人や接待でゲストを誘って回るのにも最適ではないでしょうか。
【PGMマリアゴルフリンクス 概要】
開場/1988年4月1日
コース設計者/ピート・ダイ
ホール数/18
コースタイプ/リンクス
全長/6833ヤード
パー/72
ドライビングレンジ/250ヤード・11打席
アプローチ練習場/有
バンカー練習場/有
1Rプレーフィ:平日ビジター(キャディ付4B)/1万8700円
1Rプレーフィ:平日ビジター(セルフ)/1万4300円
1Rプレーフィ:土日祝ビジター(キャディ付4B)/2万9700円
1Rプレーフィ:土日祝ビジター(セルフ)/2万5300円
プレースタイル/キャディ付・セルフ
プレースタイル/カート
カートにゴルフナビ搭載/有
2サムプレー/不可
スループレー/不可
FWにカート乗り入れ/不可
ドレスコード/有
レンタルクラブ/有
レンタルシューズ/有
利用道路/東京湾アクアライン
最寄IC/木更津東
最寄ICからの距離/5km
利用路線/JR内房線
最寄駅/木更津駅
クラブバス(平日)/無
クラブバス(土日祝)/無
タクシー利用駅/木更津駅
タクシー料金目安/7000円
グリーン数/1
グリーン芝種/ベント
グリーン刈り高/4mm
フェアウェイ芝種/高麗
ラフ芝種/野芝
宿泊施設/無
「PGMマリアゴルフリンクス」
【メンバーライフ】
会員制の形態/一般会員権
会員種別/正会員、平日(月~金)
会員数(正会員)/661名
会員数(平日)/91名
会員権譲渡/可
年会費/5万2800円(税込)
名義書換料/110万円(税込)
加盟連盟/JGA、KGA
入会条件(外国籍)/可
入会条件(女性)/可
入会条件(推薦人)/会員1名
入会条件(法人)/可
他クラブ在籍/不要
ハンディキャップ有無/不要
入会時の面接/有
入会審査時の同伴プレー/無
メンバーフィー1R概算(キャディ付)/9,460円
メンバーフィー1R概算(セルフ)/5,060円
当日フリー枠(平日)/無
当日フリー枠(土日祝)/無
メンバーロッカー/無
AクラスHC制限/15.0まで
BクラスHC制限/16.0~36.0
CクラスHC制限/
平日競技/無
研修会/なし
予約の取りやすさ(平日)/取りやすい
予約の取りやすさ(土曜)/やや混雑
予約の取りやすさ(日祝)/やや取りやすい
競技予約の取りやすさ/取りやすい
家族割引/無
家族登録制度/無
メンバー同伴優待/有
名誉メンバー(終身会員)制度/無
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