【ゴルフ会員権／はじめてのホームコース②】預託金性、株主会員制、社団法人制、覚えておきたいゴルフ会員権の種類

会員制ゴルフ場には、大きく分類すると「預託金制」、「株主会員制」、「社団法人制」の3種類がある。「株主会員制」は会員が株主として出資する会員組織のクラブ。「一般社団法人制」はかつて公益団体とされていたが、歴史ある名門コースに多い。

倶楽部運営によって異なる3種類のゴルフ会員権

【タイプ1】 預託金制

クラブが定めた一定の金額を、無利息でクラブへ預けることにより会員はプレー権を得て、据え置き期間のあとに退会する場合、元金が償還される。コースの大半がこのシステム。

【タイプ2】株主会員制

クラブが決めた入会に必要な金額を株主として出資する形態。株主会員制はクラブの運営に参加でき、クラブが解散になった場合には、持ち株比率によって全資産の分配を受ける権利がある。

【タイプ3】社団法人制

ゴルフと体育振興目的としてかつて設立された公益法人で、流通に制限があり譲渡できるものは極めて少ない。古くからある名門コースに多い。

最近はプレー権のみのゴルフ会員権を募集するゴルフ場も増えている

もっとも多い「預託金制」は一定の金額をクラブに預けて会員となりプレー権を得る方式。会員権
証書に記載されている金額が「預託金」で、無利子で一定期間据え置かれますが、据え置き期間後に退会する場合、「預託金返還請求」ができて、原則、元金が償還されます。

会員権を購入する際に名変料の他に「追加預託金」を支払わなければならないコースもあります。また最近では「プレー権のみ」の会員権を募集するゴルフ場も増えていますた。証券は無額面で「預託金返還請求権」がなく、人会金のみの募集になるため、お手頃価格でメンバーになれるのです。

知っ得・ゴルフ会員権「購入にかかる費用」

Q、会員権にローンは使える?

A、会員権代金、名変料、年会費含む会員権購入費用のすべてにローンが使えます。ただし融資には各社の審査があり、申し込みの内容によっては使えない場合もあるので注意。

会員権ピックアップ情報

上田治設計、日本プロ開催コース
小野東洋GC （兵庫）
2018年関西オープン開催を記念した限定100口の新規募集。定員になり次第締め切り。正会員（個人・法人共）350万円／年会費6万円（税別）

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「東の井上誠一、西の上田治」と称される、日本のゴルフコース設計の二大巨頭は、ともに1930年12月に東京GC朝霞コース設計のために来日したC・H・アリソンの影響と、欧米の名コース視察から得た経験を生かし、多くの名コースを誕生させた。その数は現存するだけでも井上が38コース、上田が55コースを数え、作風の違いから「柔の井上、剛の上田」とも評されている。今回は、上田治にフォーカスし、その功績に迫った。

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