まもなく平成という時代が終わりを迎えようとしている。この30年間におこったゴルフの出来事と、記憶に残るプレー、人、モノ。当時の写真と週刊GDの誌面とともに振り返ってみよう。

平成元年

●ジャンボ尾崎 和合17番で伝説のチップイン
1989年(平成元年)の日本オープンは名古屋GC和合コース。ジャンボ尾崎は最終日の17番パー3でティショットを左のバンカーに入れてピンチに。しかし、バンカーからの2打目、ここしかないというラインに落とし、それがチップインバーディとなり優勝した。ちなみに、この年は日本プロ選手権も15年ぶりに制していた。

画像: チップインしたバンカーショット

チップインしたバンカーショット

●週刊ゴルフダイジェスト1000号
1989年の10/31号で通算1000号を迎えた週刊ゴルフダイジェスト。現在のロゴマークになるのは翌年から。

画像1: 平成元年

●キャロウェイ「S2H2」メタルウッド発売
前年に発売されたアイアンに続き「S2H2」メタルウッドが発売。「S2H2」とは「短く」(Short)、「真っすぐに」(Straight)、「貫通した」(Hollow)、「ホーゼル」(Hosel)の頭文字から命名。その後の名器「ビッグバーサ」、「グレイトビッグバーサ」につながる。

画像2: 平成元年

●平成最初の国内ツアー優勝者はパティ・リゾ
米女子賞金女王のシェリー・ターナー、全米女子オープン覇者のリサロッテ・ノイマン、LPGA選手権覇者のパティ・シーハンらの海外勢が大挙して参戦した3月の第2回ダイキンオーキッド。ターナーとの激しい争いをパティ・リゾが制して、平成初の勝者となった。男子は2週間後の静岡オープンで鈴木弘一が優勝。

画像: ダイキンオーキッドで優勝したパティ・リゾ

ダイキンオーキッドで優勝したパティ・リゾ

●消費税導入に伴い「物品税」が廃止される
1940年に制定された「物品税法」で、貴石・毛皮や自動車・電気器具等とともにゴルフクラブに課せられていた物品税が、消費税の導入に伴い廃止。

平成2年

●週刊ゴルフダイジェスト表紙が一新
週刊ゴルフダイジェストのシンボルマークが一新され、現在の形となる。

画像: 表紙を飾ったのは、ペイン・スチュワート

表紙を飾ったのは、ペイン・スチュワート

●R&Aがボールの大きさを統一
ボールの大きさや重さは1920年にR&Aが導入、2年後にUSGAも追従するが、その規格が異なり「ラージ」「スモール」の2種類のボールが存在していた。1990年にR&Aがボールの大きさをUSGAの規格に合わせ「ラージ」ボールに統一された。

画像1: 平成2年

●ニック・ファルドがマスターズ連覇
1989年にスコット・ホークとのプレーオフを制してマスターズを初制覇したニック・ファルド。翌年もレイモンド・フロイドとのプレーオフに持ち込み、前年と同じ11番ホールで優勝を決めた。このとき使っていたパターがテーラーメイド「T.P.A XVIII」だった。このL字マレットは世界中で大人気となり、その後のパターの定番フォルムのひとつとなった。

画像2: 平成2年
画像: テーラーメイド「T.P.A XVIII」

テーラーメイド「T.P.A XVIII」

平成3年

●会員権乱売の茨城CC事件騒動
1991年、茨城県高萩市に建設されていた茨城CCの会員権の募集人員を2830名としながら、実際には5万人以上に乱売し約1200億円の金を集めるも、コース完成直前に開発会社は破産。大規模な組織的詐欺事件とされた。これがきっかけとなり、ゴルフ会員権の乱売を抑制する「ゴルフ会員契約等適正化法」が成立。現在、コース跡地はヘルスリゾートになっている。

画像: 平成3年

平成4年

●『ザ・アスレチック・スウィング』大ヒット
ニック・ファルド、ニック・プライスら数々のトップ選手を指導し“優勝請負人”ともいわれたデビッド・レッドベターのレッスン本『ザ・アスレチック・スウィング』が大ヒット。2016年には新理論を説いた『Aスウィング』も刊行した。

画像: デビッド・レッドベターといえば「ボディターン スウィング」

デビッド・レッドベターといえば「ボディターン スウィング」

平成7年

●キャロウェイ「グレート・ビッグ・バーサ ウォーバード」発売
チタン素材の「グレート・ビッグ・バーサ」ドライバーが発売。従来のステンレスヘッドより50cc以上も大きい250ccヘッドで、スウィートエリアを広げた。さらに軽くて長いカーボンシャフトの採用で、やさしく飛ばせると大ヒット。偽物が出回るまでに。

画像: 平成7年

●岡田美智子が女子ツアーで最年長優勝
1995年の大王製紙エリエール女子オープンで岡田美智子が50歳312日で優勝。国内女子ツアーの最年長優勝記録を樹立。この記録は現在も破られていない。この試合で2打差の2位タイたっだのは小林浩美・現LPGA会長。

画像: 岡田美智子が50歳312日で優勝

岡田美智子が50歳312日で優勝

平成8年

●ジャンボ尾崎通算100勝の金字塔
1996年のダンロップフェニックスを3連覇し、この年7勝を挙げたジャンボ尾崎。これがプロ通算100勝目となった。1994年から1998年まで5年連続賞金王も獲得。

平成9年

●タイガー・ウッズ来日
マスターズで初優勝した1997年の秋、タイガー・ウッズが日本に初来日し4日間滞在。日本中が連日連夜タイガーフィーバーで盛り上がった。武蔵丘GCで行われたプロアマのギャラリーチケットは1日2万円ながら3500人が押し寄せた。

画像: 平成9年

週刊GD2019年1月1号より

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